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登録日:2020/02/22 Sat 20 41 38 更新日:2023/06/23 Fri 23 59 32NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 クラーケン ドラえもん ドラえもんの学習シリーズ ドラゴン バハムート リバイアサン ワイバーン 学習漫画 宇宙人 小学館 小林敢治郎 恐竜作品 文章題 日能研 村田ヒロシ 漫画 算数 続・文章題がわかる 『ドラえもんの算数おもしろ攻略 続・文章題がわかる』とは、小学館から刊行されている算数漫画である。著者は小林敢治郎。作画は村田ヒロシ。 タイトルでわかる通り『ドラえもんの算数おもしろ攻略 文章題がわかる』の続編にあたるが、 引き続き算数の文章題を扱っているというだけでストーリー上の繋がりはない(*1)。 そもそも作画も違うし(前作は『ザ☆ドラえもんズ スペシャル』の三谷幸広)。 ストーリーはドラえもんとのび太が恐竜目当てに古代にタイムスリップする内容だが、後半からは大長編ばりのストーリーが展開される。 ドラえもんとのび太以外のレギュラーキャラは登場しない。 学習漫画である都合上、恐竜時代の買い物の会計は算数の問題、後半での対決は頭脳戦(*2)、という独自設定がなされている。 なお本作ではジュラ紀と白亜紀の恐竜がかなりごっちゃになっているが、後半の展開を踏まえればもはや大した問題ではない。 作中で扱われる文章題は前作のものと比べて全体的に難易度が高く小学生高学年向けの内容となっている。 高校・大学生の読者諸君も、もしかしたらSPIや公務員試験にも役立つ…かもよ。 ◇扱う問題 方陣算 (一番外側の一列が10個、列の厚さが3列の中空方陣を作るのに石は何個必要か?) 還元算(未知数xに行った加減乗除の結果からxを求める問題) 過不足算(●人に×個配ったら余り、▲個配ったら不足する…という問題。面積図で出せる) 差集算(過不足算の基礎、毎回5個差がつくのを7回繰り返したら…という問題) 集合算(所謂ベン図を使うとわかりやすい問題。たとえばクラスの生徒にアンケートを取りサッカーと野球を両方好き、サッカーだけ好き、野球だけ好き、両方嫌いと四分割するような問題。問題なので当然一部の情報が隠されている。) 倍数算(比の変化から数量を求める問題。元々1 3だったのが●個づつ加わったので1 2になりました、というような問題) 相当算(個別的数量が全体の●%だったので、全体はどのくらいあるでしょうか、という問題) 仕事算(一人当たりの仕事量から全体の労働量を計算する問題) のべ算・帰一算(具体的数量Aを●で割ったら×になるので、Aを▲で割った商■はいくつでしょう、という問題) ニュートン算(穴の開いた水槽に水を入れたり、一定の比率で草が伸びる牧場で牛を飼う問題) ◇あらすじ 映画「ジュラシックワールド」(*3)を鑑賞したのび太はいつも通り大昔の恐竜に会いに行きたいと言い出す。 タイムマシンが(のび太があの時代に行きたいこの時代に行きたいと何度も使わせたから)故障中だったので、古代遺跡の方陣を利用してタイムスリップした二人。 ほんやくコンニャクにより現地の恐竜と仲良くなり、学校に行ったり買い物に連れて行ってもらったりと恐竜時代を満喫するが……? 【登場人物】 ◆メインキャラ ドラえもん いつも通りナビゲーション兼解説役。 寝ぼけたのび太とキャンプにボコボコにされるなど災難な場面も。 首都ドラゴンシティで伝説上の存在であるバハムートが王として崇められていることや、後述の謎の恐竜に疑問を抱く。 野比のび太 相変わらずすぐ調子に乗る。 恐竜への憧れは強く、タイムスリップするための難問も一度は音を上げつつも下心込みでクリアしてみせた。 キャンプにビビッて泣きながらスペシウム光線を撃とうとした。 ◆本作オリジナルキャラクター 時空神 時の門番。巨大な目覚まし時計に目鼻と手足がついたキャラクター。 方陣でタイムスリップしようとしたのび太たちが「時空パスポート」を持っていない(*4)ことを知ると追い返そうとする。 時空神の癖に時計算が苦手で、その場でパスポートを取得するためのテストを受けたのび太に還元算の問題を出した。 なお、原作ではパスポートというものがないにも関わらず普通にタイムスリップできるため、本作オリジナルの設定である。 キャンプ キャンプトサウルスの子供。のび太たちが出会った第一村人恐竜。家族がものすごく多い。 のび太たちに懐き、自分の家を紹介しただけでなく、学校やデパートの案内もしてくれた。 ねぼすけで学校には遅刻しアロくんにイジメられるなど、のび太そっくりのダメダメっぷりを見せる(*5)。 アロくん アロサウルス。学校のガキ大将。 キャンプに「アロくん」と呼ばれると「アロサウルス様といえ」とキレる。(ドラえもん曰く「何処の世界にもジャイアンみたいなのがいるのね」) なおこの世界の肉食恐竜は何を食っているのかよくわからない(のび太たちは単なる動物だと思っているようで食べようとしている事を考えると、ただ単に恐竜以外の動物を食べているだけなのかもしれないが。)。 モノクロニウス 通学バスを兼ねて背中に載せてくれる恐竜。しかし文字通り道草を食ってしまう。 ステゴサウルス トリケラトプス キャンプの家の近所の奥様方。 イグアノドン 顔つきはめちゃくちゃおっかないがおとなしい性格のオジサン。キャンプの知り合い。 ゴルゴサウルス イグアノドンと外見が少し似ているがこちらは本物の肉食恐竜。 プテラノドン タクシー代わりに空を飛んでくれる翼竜。 アパトサウルス ドラゴンデパートのエレベーターをしてくれる大型恐竜。 イクチオサウルス イルカに似た魚竜。最後の問題で登場した。 ちなみにイクチオサウルスは、世界で最初に全身化石が発見された中生代の爬虫類である(恐竜より早かった)。 ザウくん&ルスくん 首都ドラゴンシティで喧嘩していた2頭の恐竜。 のび太たちに仲裁された後も懲りずに喧嘩を繰り返し、諦めて立ち去ろうとしたのび太を「困ってるのに見捨てる気か」と責めるなどかなり迷惑な存在。 なぜか口から火を吐けることをドラえもんは怪しむが…… 【主な舞台】 方陣 古代に作られた大量の円盤状の石で造られた巨大な方陣の遺跡。 タイムマシンのような機構があり、方陣の近くの石板に書かれた方陣算の問題を正解すると方陣の上に時空への扉が開きタイムスリップ出来るようになっている。 ただし、問題に間違えたり問題をきちんと理解した上で正答しないと天罰として雷が落ちる。 石板は2枚あり、2問とも正解しなければならない。 のび太によれば石板には「のび太くんは頭も顔もいいモテモテボーイ」と書かれているらしい。 ドラゴンスクール キャンプやアロくんたちが通う学校。 肉食恐竜と草食恐竜が一緒に在籍している。 ちなみに遅刻すると問題を出され、問題を解くまで学校には入れない。 ドラゴンデパート 生活雑貨を売っているデパート。 商品を入手するには問題を(ry 肉屋 のび太とドラえもんがすき焼きの材料を買いに行った店。 もちろん肉食恐竜の溜まり場。何の肉を売っているのだろうか? ドラゴンシティ 首都である大都市。 竜王バハムートの像が建てられている。 以下、ネタバレ注意 「勇者さま、我々をお救いください。このままでは地球は滅亡してしまいます。」 ザウ&ルスの正体は竜王バハムートの部下だった。地球を救う勇者を探し求めてわざとドラゴンシティで揉め事を起こしていたのである。 部下に連れられて王都に向かったのび太たちはそこで伝説とされていた竜王バハムートに出会う。 伝説上の存在とされているバハムートが実在したことに驚きを隠せないドラえもんに対しバハムートは衝撃の事実を告げる。 実はバハムートたちは故郷の星が寿命を迎えたため地球への移住を求めて宇宙を旅してきた宇宙人であった。 バハムートはあくまで地球の生物との共存を求めていたが、 同胞のダークバハムートは地球が自分たちが住むには狭すぎると知り、移住の邪魔になる地球の生物を滅亡させることを計画。そのための軍隊を地球に送り込もうとしていた。 計画を知ったバハムートは恐竜たちを守るため、難問を解くことが出来る伝説の勇者としてのび太たちをスカウトしたのである。 かくしてのび太とドラえもんとダークバハムート軍による戦いが始まった……。 バハムート 移住を求めて地球に辿りついた宇宙難民にして地球の竜王。 地球の生物と共生しようとする穏健派であり、宇宙人でありながら恐竜から竜王と慕われ崇められるなど絶大なカリスマ性を発揮している。 作中ではあくまでも軍隊の司令官であり実際に戦うシーンはない。 地球に降り立ったダークバハムートに対して説得を試みたが、「裏切り者」呼ばわりされ聞き入れられなかった。 ワイバーン バハムートに仕える空の竜。 サラマンダー バハムートに仕える陸の竜。見た目は恐竜とそんなに変わらない。 リバイアサン バハムートに仕える海の竜。海では無類の強さを発揮するが、陸上では干上がってヨレヨレになってしまう。 後に映画に出てくる奴とは別と思われる ダークバハムート 「あ~ ぼう力はんたい~!!」 地球を気に入り既に地球に住んでいる生物を滅ぼさんとする本作のラスボス。 最初は地球を見下ろす位置に存在するデス・スタードラゴンスターから部下を送り込み様子を見守っていたが、のび太たちによって軍隊が壊滅させられ自ら地球に赴いた。 一度はのび太たちに倒されるものの「うっそピョーン。」と気力で復活し、ドラえもんもオーバーヒートするほどの超難問を出題する。 ダークワイバーン ダークバハムートの手下。隊長は後頭部にトサカがある。 思いっきり宇宙空間を翼で飛んでいる。 クラーケン 海竜部隊を率いるダークバハムートの手下。どう見てもただのデカいタコだが、タコ呼ばわりされると怒る。 ドラえもん バハムートの部下によって城に案内されたときは「話が面白くなってきたぞ」とメタ発言し、 バハムートに対して「地球は僕たちが守ります」と啖呵を切るなど大長編のび太さながらの雄姿を披露した。もうコイツ1人でいいんじゃね? 本作ではヘタレのび太を引っ張っていく強いリーダーシップも発揮。 戦いから逃げようとするのび太を投げ縄で連行するシーンはもはや完全にコントである。 のび太 ドラえもんに何度も美味しいところを持っていかれ、戦いでもすぐ逃げようとするなどかなり情けない。 それでも恐竜を守ろうとする意志は非常に強く、恐竜を滅ぼすと宣言するダークバハムート相手にまさかの大砲を持ち出し、ダークバハムートに暴力反対と言わせた。 最終問題ではドラえもん同様に混乱に陥るも、ドラえもんとの共闘で見事にダークバハムートを撃破する。 以下ネタバレ 「くくく・・・よろこぶのはまだ早い。」 ダークバハムート撃破に歓喜に沸く恐竜たちに対して瀕死のダークバハムートの口から明かされた事実。 それはダークバハムートがやられると自動的にドラゴンスターが地球に墜落するというものだった。(*6) ダークバハムートが高笑いする中、地球に向かって落下し始めるドラゴンスター。 パニックに陥る恐竜たちにバハムートは地球から脱出するために急いで自分たちの乗ってきた大型の宇宙船に乗り込むように指示をする。 バハムートはすべての恐竜は助けられないと嘆きつつもドラえもんたちの身を案じたが、ドラえもんは(いつの間にか修理していた)タイムマシンで未来に帰ることを告げた。 そしてバハムートたちと大量の恐竜を乗せた宇宙船はドラゴンスターの墜落する地球を後に新天地を求めて宇宙へと旅立っていった。 恐竜の滅亡説はいろいろあります。 でもぼくたちは知っている、 恐竜たちが、この宇宙のどこかの星で、幸せにくらしていることを・・・ 「さぁ、Wiki荒らし。どっからでもかかってきなさ~い!」 「本当にかかってきたら逃げ出すくせにw」 「いちいちうるさいんだよ~!」 「大変です!大量の荒らしが!」 「そ~れ、逃げろ~」 「そうはさせるか」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これだったかどうか分からんがチキンを落として、殺虫剤がかかった奴をみんなで食べるやつは読んだな -- 名無しさん (2020-02-22 20 47 49) ↑それは確か掛け算、割り算の本 -- 名無しさん (2020-02-22 20 50 52) 執筆乙!(by恐竜絶滅の原因の記事でこの本を引き合いに出した人) -- 名無しさん (2020-02-22 21 29 05) 懐かしいなあ。方陣算、還元算、過不足算、集合算、仕事算、のべ・帰一算、ニュートン算は覚えてる。 -- 名無しさん (2020-02-22 21 35 47) 最後のコマで学校帰りののび太がドラえもんと夕日を背景に語り合うショットが印象に残ってる。 -- 名無しさん (2020-02-22 22 01 02) 長編もののドラえもん学習漫画にしては珍しくオチがない -- 名無しさん (2020-02-22 22 05 29) 追記修正お疲れ様です。 算数の参考書って進学してから読み直すと方程式を教えるには早い小学生に多彩な計算式でわかりやすく教えようとしていて教育者たちの努力に感動する。 -- 名無しさん (2020-02-22 22 52 01) 金の概念がそもそもないのに「ぼくたちの世界にはお金がないんだ」って台詞あったの小学生だった当時でも謎に思ってた -- 名無しさん (2020-02-22 23 13 40) 子供の頃は何も疑問思わずに読んでたけど怪作すぎるよなコレ… -- 名無しさん (2020-02-23 00 56 47) ドラえもんの学習漫画は良い意味での怪作が多いと思う。 -- 名無しさん (2020-02-23 01 08 24) ↑3 当時は解法に夢中で気にしなかったが、言われればそうですね。 -- 名無しさん (2020-02-23 01 12 17) 子供の頃読んだドラえもんの学習漫画でこの本の最後のストーリーが一番好き。 逆に悪い意味で印象に残ったのは掛け算、割り算の本でママがのび太がクイズ番組で獲得した賞金を小遣いすら渡さずに全額使い切ったオチかな。 「厳しい」の一言で片づけないでよ・・・ -- 名無しさん (2020-02-23 08 17 11) 今読むとバハムート:岸野幸正 ダークバハムート:飯塚昭三 ワイバーン:立木文彦 リバイアサン:速水奨 サラマンダー:楠大典で再生される -- 名無しさん (2020-02-23 08 20 17) 落雷食らっても頭かじられても火炎放射食らってもすぐ復活するのび太くん -- 名無しさん (2020-02-23 08 27 10) まさか「ジュラシックワールド」が22年後に本当に公開されるとは…… -- 名無しさん (2020-02-23 10 27 57) 近年「ダークバハムートものび太が問題をなかなか解けないのに爆発四散しないことに内心首を捻ってたんじゃないか」って説を見て吹いたw -- 名無しさん (2020-02-23 10 40 00) ↑↑↑めり込みパンチ食らっても空から墜落しても死なないくらいには頑丈だぞ -- 名無しさん (2020-02-23 10 41 08) 今でも楽しんで読んでいたの覚えているかでも、キャンプって途中から出なくなったような? -- 名無しさん (2020-02-23 16 30 22) 投げ縄で連行は流石に草 -- 名無しさん (2020-02-23 20 18 33) ↑2 キャンプはバハムートにダークワイバーン襲撃を報告したシーンが最後。 -- 名無しさん (2020-02-23 20 22 14) この調子でドラえもんの他の算数漫画の項目もできて欲しい -- 名無しさん (2020-02-23 22 59 15) この漫画で取り扱ってる算数の問題も中学入試の算数の問題がメイン?(前のシリーズのつるかめ算や消去算は連立方程式を応用させれば出来るから) -- 名無しさん (2020-02-24 18 40 58) ドラえもんが大長編のび太さながらに勇ましいとは言うが、そもそもF先生が「主人公はドラえもんでのび太は準主役」と明言してるし、むしろドラえもんが主人公として輝いてるこの作品の方が個人的に違和感ないな -- 名無しさん (2020-02-24 20 15 15) 方陣算とか還元算って言われると分からんが、実物を見るとあぁ、あれか! ってなる -- 名無しさん (2020-02-25 11 45 04) ↑2 それはSF(少し不思議)の中心的存在という意味であって大長編の主人公としての意味じゃないんじゃないの? F先生存命時の大長編でドラえもんが主人公といえるのは雲の王国ぐらいだし、さらにいえば大半の大長編の主人公はドラえもんでものび太でもなくゲストキャラクターだぞ。 -- 名無しさん (2020-02-25 19 09 11) 還元算はもうかんげんして… -- 名無しさん (2020-02-28 19 36 03) 幼いころに図書館でわーいドラえもんだー、くらいのノリで借りたらさっぱり計算が理解できなくて単なる漫画として読んでた思い出 -- 名無しさん (2020-03-03 11 53 40) のび太「ぎゃわー!出たー!ゴジラー! 食らえ、スペシウム光線!」 -- 名無しさん (2020-03-06 16 24 24) ↑×16 「恐竜とドラゴン」の部分だけ抜き出し掘り下げて、わさドラで劇場版作るとしたら、ドラゴン側の声優は安元洋貴さん・稲田徹さん・武内駿輔さん辺りのドスが効いてて、且つノリと安定感の良い声優さんが一人でも起用されそう。 -- 名無しさん (2020-03-16 21 13 50) ↑5 ぶっちゃけこのWikiでもたまに言われる「ドラえもんが主人公でのび太は違う」みたいな言い分って、かなり早い段階で設定変更された「Dr.スランプの主人公は則巻千兵衛」みたいなのをずっと引き摺ってるようなもんだと自分は思ってる -- 名無しさん (2020-04-14 14 38 32) 別に「誰が主役」なんて深く考えなくてもいいと思うけどね。派生作品やアニメオリジナルなどは特に。個人的には「基本的にはドラえもんが主役、実質的にのび太が主役、全体的にはダブル主役」くらいにゆるく考えている -- 名無しさん (2020-06-03 21 43 19) 藤子プロの漫画家では片倉さんや三谷さんが有名だけど、村田ヒロシさんはギャグも面白いしテンポも心地よくて一番好き。 -- 名無しさん (2020-08-20 20 15 09) 応用問題のが結構難しかった記憶。中学受験で役立った -- 名無しさん (2021-11-19 20 02 36) ↑今の中学入試がどうなのかは知らないけど、20年前は所謂「難関中学」以外の学校の問題はこの本一冊でわりと通用したイメージ -- 名無しさん (2022-09-11 02 31 06) この本ののび太だったら算数のテストも100点取り放題な気がする -- 名無しさん (2023-05-23 18 33 12) 名前 コメント
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夢をかなえてドラえもん(ふつう) 詳細・攻略 アニメ「ドラえもん(リニューアル(水田)版)」のOP曲。 AC11初出 ★×1で99コンボ むずかしいと同時プレイのとき、なぜか21~25小節目の小節線の上にある音符が消えて、94コンボになっている。 かんたん むずかしい おに コメント 94コンボは少なすぎ - 2010-06-21 13 09 20 譜面うpしますた。 - 2010-10-28 23 16 40 譜面
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前へ 「はぁ~、ドラえもん遅いなぁ」 僕はポケモンセンターのソファでドラえもんを待っていた。 (今の内に進んじゃおうかな……) そう考えたが、すぐに 「やっぱ駄目だよな!」 僕が立ち上がった時だった。 「ごめ~ん!遅れちゃって!」 「ドラえもん!遅いよ!」 何だこんだで僕達は再会したのだった。 それからポケモンセンターを出て、町を出ようとした時。 「あ……あっちの方から甘い匂いが……」 のび太が急に右を向いて歩き出した。 「何寝ぼけてるの?のび太君、早く行くよ」 「ドラえもん…これはドラや」 「よし、すぐに向かおう」 僕達はのび太君曰く、甘い匂いがする方へと向かった。 「のび太君~まだ?」 「ん!近いぞ……此処だ!」 ……そこに在ったのはドラ焼きじゃ無くてただの木だった。 「のび太君、殴り飛ばすよ?」 「い、いや……僕はドラ焼きとは言ってないわけで……」 僕の必死の言い訳も聞かずにドラえもんは襲い掛かろうとしてきた。 「あれ?お前さん達、旅の者かい?」 ドラえもんが僕に馬乗りになった所で救世主が現れた。 推定40過ぎのおじさんだ。 「この甘い香りに誘われたんだろ?」 僕は仰向けになったまま答えた。 「そうか、この木はな蜜を塗るとポケモンが寄ってくるんだ」 「本当ですか?おじさん」 やっとこさドラえもんが僕の腹の上から退いてくれて立てた。 「今から塗れば少ししたらジャンジャン沸いてくるぞ」 おじさんは少し笑顔を浮かべながら言った。 「塗ります、塗りますとも」 ドラえもんはもうおじさんの手から蜜を取っていた。 「じゃあ、僕も……ちょうど2本木があるし」 僕達は新しい戦力を求めてせっせと蜜を塗った。 30分後 「全然来ないじゃないか!」 「落ち着けって、もう少し待とうよのび太君」 1時間後 「ちょっと取っちめて来る」 「やめとけって、まだ決まったわけじゃないだろ?」 3時間後 「おい、さっきのおじさん連れて来い」 「ドラえもん!落ち着けって!」 4時間後 「ちょっと殴ってくる」 「待て待て待て、殴るなら僕にしてくれ、ドラえもん」 そんな感じで半日は過ぎていった。 それは6時間を回った頃か…… 「のび太君!起きて!」 「ん~?」 僕は余りの長さに熟睡してしまったようだ。 「あれを見て!」 ドラえもんが指(無いけど)を指した先には…… 「あ!ポケモンがいる!」 何時間待っても現れなかったので少し感動した。 「早く捕まえよう!ドラえもん!」 僕は無償にわくわくして来た。 「馬鹿、大声だすな!静かに行けよ!」 「お………お前モナー」 僕達は静かに、こっそりと木に近づいていった。 「今だ!投げろ!」 ドラえもんの合図と共に僕はボールを投げた。 コロンコロンとボールは地面に転がりもにょもにょと動き続ける。 次第に動きわ無くなった。 「やったー!捕まえたね!ドラえもん!」 「うん!これで手持ちも充実して来たよ!」 今日は少し胃がグラグラしたけど大きな戦力うpになったのだった。 皆の(以下略 のび太 コダックLV15 ズガイドスLV15 エイパムLV13 ジャイアン 知らん(前の手持ちを見れば良い) スネオ 知らん(↑に同じ) しずか 知らん 出来杉 知らん ドラえもん ルクシオLV15 ムクバードLV16 ヘラクロスLV12 僕達は新しい戦力を手に入れ、ハクタイの森へ向かった。 「ドラえもん…さっきの発電所に戦闘の形跡が合ったけど……」 「きっと誰かが付けたんだろ……多分出来杉あたりが」 先ほど見つけた発電所には大きな傷跡が残されていた。 大して僕は気にしてないんだけど。 しばらくすると前方に大きな森が見えてきた。 「此処がハクタイの森か……行こう!のび太君!」 森の中は薄暗く、まるで夜のようだった。 「そういえばこの世界には夜が無いね」 「まぁ時間が進まないように設定いといたから、気にすんなよ」 唐突に僕が切り出すとドラえもんはすぐに返事をしてくれた。 「ふ~ん……」 そんなことを言いながら1時間も歩いて歩いて戦って戦っていると出口が見えてきた。 「あれが出口だ!急ごう!ドラえもん!」 僕達は走って出口に向かっていった。 出口を抜けるとそこは辺り一面雪景色でも無かった。 大きな湖が前方に見つかった。 「タウンマップによると後少しでハクタイシティだよ、のび太君」 「よし!何だかワクワクしてくるね」 そんなのんきな事を言っているも束の間、新たな来客者が現れた。 「やぁ、君達、まだそんな所にいたのかい?」 「出来杉!何でこんなに早く……」 僕は少し怒って出来杉に問い詰めた。 「いやぁ、短足の狸と運動音痴の猿じゃあ僕のスピードには付いていけないだろうから」 この言葉を聞いて僕はバトルしようと思ったが先に足が出たのはドラえもんだった。 「僕と勝負しろ!出来杉!」 「いいだろう…僕の完璧なバトルを見せてあげるよ」 出来杉VSドラえもん(のび太) 「行け!ルクシオ!」 「ふん…所詮この程度か……行け!ルカリオ!」 出来杉のボールからは思いもよらぬポケモンが出てきた。 「まずい!ドラえもん!相性が悪いぞ!」 のび太の声は集中しているドラえもんの耳(何所にあるか知らないけど)に届いては居なかった。 「ルクシオ!かみつく!」 しかしルカリオには効果は今一つだった。 (だめだ!ドラえもんは怒りで何もかも忘れてる!) 「ルカリオ!ボーンラッシュだ!」 生憎ルカリオの技は地面タイプ、ルクシオは一撃で倒れてしまった。 「くそ!出来杉!今度会ったらぶちのめしてやるからな!」 「楽しみにしてるよ青狸君」 僕はドラえもんを止めるのに必死だった。 ハクタイのポケモンセンターでドラえもんはさっきのバトルの事をぐちぐち言っていた。 「しょうがないよ、ドラえもん。相手はあの出来杉だぞ?」 「そんなことない!僕がもう少し上手く戦えれてたら勝てたんだ!」 流石の僕もドラえもんの言い訳には少し無理があると思った。 「僕はジム戦に行って来るよ!」 ドラえもんは急ぎ足でジムに向かっていった。 僕は近くの草むらでLV上げを続けていた。 (たしか2番目のジムは水タイプだったな……僕のポケモンじゃ不利か) (何かポケモンを捕まえないと……) そう思った矢先、野生のポニータが現れた。 「これは大チャンス!ポニータ!悪いけど捕まって貰うよ!」 僕の手持ちはかなり充実してきた。 ポケモンセンターに戻るとドラえもんが居た。 「ジム戦勝ったよね?」 僕が聞くとドラえもんは黙ったまま頷いた。 よっぽどさっきのバトルで負けたのが悔しかったらしい。 僕はそんなドラえもんを他所にジムへと向かった。 皆の手持ち(略) のび太 コダックLV17 ズガイドスLV17 エイパムLV16 ポニータLV15 ジャイアン 知らん スネオ 知らん しずか 知らん 出来杉 ルカリオLV21 ? ? ドラえもん ルクシオLV18 ムクバードLV17 ヘラクロスLV16 1時間もすると僕はポケモンセンターへ向かっていた。 バッジを煌かせながら…。 「ドラえもん!早く次の町に……あれ?」 僕がポケモンセンターに入るとそこに見慣れているロボットは居なかった。 「全く……!僕を置いて何所ほっつき歩いてるだ」 最初に待たせてたのは自分だということには気づかないのび太だった。 「ごめ~んのび太君……」 「何所行ってたんだよドラえもん!」 自動ドアを開けて入ってきたドラえもんにのび太は詰め寄った。 「いや…少し用があってね」 「用って何だよ!?僕だって付いてきたかったのに……」 「分かったよこれだよこれ」 ドラえもんの手には二つの折り畳み自転車があった。 「それは!」 「これがなきゃサイクリングロードに行けないだろ?」 「流石ドラえもおおおんんんんん」 僕達はハクタイシティを後にし、サイクリングロードへ向かった。 「そういえばのび太君って自転車に乗れたっけ?」 「……ほ、補助輪があれば漕げるんだからね!」 大した自慢でもない。 「そう……怪我しないでよね」 下り坂のサイクリングロードは僕にとって地獄だった。 壁にぶつかるは人とぶつかるは……出口に来たときは自転車と僕が壊れそうだった。 「のび太君?大丈夫」 「見て分かるだろ!全然大丈夫じゃないぽ」 「引きずってでも行くからね!」 ドラえもんは僕を引きずりながら前方の大きな山へ向かっていた。 テンガン山を抜けた頃はもうヘトヘトだった。 「ドラえもん~まだぁ~?」 「僕が君を引きずってるんだろ?少しは我慢してくれ」 確かに僕はドラえもんに引きずられていた。 服は土だらけになっていた (これ洗濯するの面倒だな) 僕があれこれ考えているうちに町が見えてきた。 「のび太君!ヨスガシティに着いたよ!」 「本当!?やっと休める……」 今日はとりあえずポケモンセンターで休むことにした。 のび太 コダックLV20 ズガイドスLV21 エイパムLV19 ポニータLV19 ジャイアン 知らん スネオ 知らん しずか 知らん 出来杉 前回参照 ドラえもん ルクシオLV21 ムクバードLV20 ヘラクロスLV19 ポケモンセンターに着いた僕はまずベッドで横になった。 ここ一日に溜まった疲れが一気に押し寄せてきたのだ。 「ドラえもん……僕は少し寝てるから君はジム戦に行ってきなよ」 ドラえもんはロボットなので疲れというものが無い。 本人曰く「無理しすぎると壊れる」程度だそうだ。 僕は目を閉じた瞬間眠った気がした。 しかしそれはすぐに意味がなくなる。 「のび太君!」 「あ……あれ?ドラえもん、もうジム戦終わったの?」 「いや……ここのジムリーダーは今出掛けてるんだってさ 今からトバリシティに行くよ」 今の僕には余りにも残酷な言葉だった。 「は……はい」 従う僕。僕も僕であれだ、気が弱い。 辺りはすっかり暗くなり月明かりの中進む僕達。 偶に出てくる野性のポケモンを倒しながら進んでいった。 「ドラえもん……あれは?」 僕は前方に見える大きなタワーを指差した。 タワーの上らへんが青白く光っている。 「あれは……多分ロストタワー。……役に立つポケモンがいる 捕まえに行こう」 僕達はドラえもんの独断によってロストタワーとやらに向かった。 タワーの目の前に立つとその塔はあまりにも巨大だった。 「……ドラえもん、これを登るの?」 「早く行こう、朝日が昇る前に」 僕達は暗いロストタワー内部へと吸い寄せられる様に入っていった。 中は思いのほか明るく見えた。 ……少し青白い光りがある気もするけど。 階段を登り登り、どれだけ登ったか遂に僕はギブアップした。 「ドラえもん……先に行ってていいよ」 「そう?……じゃあ此処で待っててね」 ドラえもんは元気がいい。僕が顔を上げた頃は見えなくなっていた。 「元気だなぁ……」 10分程経って、体力も回復した僕は再び階段を登ろうとした。 だがそれは一人の大男によって阻まれた。 ……泣いているスキンヘッドだ。 僕としては「かなり」気になる……少し怖いけれど話を聞くことにした。 「あの……大丈夫ですか?」 「あぁ……心配してくれてありがとう少年」 案外優しかったスキンヘッド。 「実はな……俺のポケモンは殺されたんだ」 この一言を聞いて僕は驚いた。 この平和な世界にこんな可愛いポケモンを殺す連中がいるなんて…… 「その殺した奴って……?」 「………確かギンガ団とか言っていた……自分達のために宇宙を広げる とか言っていたが……俺のポケモンは…そいつらに殺されたんだ」 僕は怒りさえ沸いてきた。そのギンガ団とやら連中に。 「スキンヘッドさん……そのギンガ団とやら僕が壊してあげますよ」 「?……君みたいな子供じゃとても無理だ…奴らは感情も無いんだぞ? 気持ちだけ…受け取っておくよ」 のび太の言ったことは後に現実になることは今ののび太も、スキンヘッドも知らない。 ロストタワーを降りながら窓から見える朝焼けが綺麗だった。 ドラえもんの「役に立つポケモン」は先ほどゲットした所だ。 僕にはただのボールにガスが渦巻いたようにしか見えなかったけど……。 ズイタウンに着いた僕らは光りの速さで駆け抜け、雨の道を走っていた。 にても雨に打たれて寒い寒い。 「のび太君!頑張って!トバリまでは後少しだよ!」 「ド…ドラえもん!本当に?」 「ほら!出口だ!」 ドラえもんの指差した場所には建物があった。 きっと出口だろう。 僕達は転がり込むように暖かい建物の中に入ったのである。 みんなのてもち(略) のび太 コダックLV28 ズガイドスLV27 エイパムLV27 ポニータ28LV ジャイアン 不明 スネオ 不明 しずか 不明 出来杉 不明 ドラえもん ルクシオLV29 ムクバードLV28 ヘラクロスLV26 ゴースLV24 【のび太サイド】 僕達はポケモンセンターへと向かっていた。 そこにはきっと暖かい食事もある……そう思っての事だった 「ふぅーやっと着いたねドラえもん」 「うん……それよりその服洗ってきた方がいいんじゃない?」 確かにドラえもんの言う通り、僕の服はびしょ濡れだった。 「じゃあ洗ってくるよ」 僕は風呂場へと向かった。 シャワーを浴び、大分温まった後服を洗うことにした。 (こんな時のために着替え持って来て良かったなー) ごしごしと今日の疲れを取るように洗っていく。 ロストタワーを出たときはまだ朝だったのに今はもう夕暮れだ。 僕は洗った服を干しておいた。 自分の部屋でゆっくり休むことにしたんだ。 (……そういえばドラえもんがいないな) 僕はドラえもんが居ないことに気づき、ドラえもんの部屋へ向かった。 「ドラえも~ん……あれ?誰も居ないや」 ドアを開けてみたがそこにドラえもんの姿は無かった。 代わりにテーブルに置手紙があった。 『のび太君へ 僕はジムに行ってきます。 晩御飯を食べる頃には戻ってくると思うのでご飯はちゃんと用意しといてね ドラえもん】 「なんだ、ジムに行ったのか……」 僕は部屋を出て、自分の部屋に向かおうとした。 だが廊下に出たところを止められた。 「おう、のび太じゃんww」 「スネオ!」 ソノオの一件以来会っていなかったスネオだった。 「何のようだ?」 「いや……この間のことでな」 僕は疲れきった頭をフル回転させた。 (確か……「地獄を見るぜ」だったけか……) 「悪いけど僕はバトルできないよ、ポケモンを預けてるしね」 「そのポケモンはこれのことかい?ww」 「!!」 スネオの手にあるモンスターボールは僕のものだった。 コダックのにズガイドスのにエテボースのにそれとポニータのに……。 「で……何が目的なんだ」 「ほーう、少しは頭が良くなったかwwww」 ここで下手にスネオを刺激してもポケモン達がどうなるかは分からない。 僕はスネオの話を聞くことにした。 「そうだな……条件がある、それが出来たらポケモンを返してやるよ」 「じょ、条件……」 唾を飲み込む音が聞こえた。こんなこと初めてだ。 「ドラえもんと別れるんだ。お前とドラえもんだけがグルになってるしな…邪魔なんだよ」 僕はスネオに従うしか無かった。 それしかポケモンを返して貰う方法が無かったから……。 しばらくしてドラえもんは帰ってきた。バッジを手に持って。 「のび太君!バッジゲットしたよ!」 僕は黙っていた。……どう話せばいいか考えていた。 「?どうしたの突っ立ったままで……」 ……遂に言うときが来た。 「ドラえもん……悪いけど君とはもういっしょにいたくないんだ」 「何言い出すんだよ、早くご飯食べ……」 「黙ってくれ!」 辺りはシーンとする。僕の叫びが耳の中でこだましている気がした。 ここからは辛い言葉になった。 「君が居ると正直邪魔なんだ、僕の前から消えてくれ」 「冗談言うなよ!」 「冗談じゃない!本気だ!」 建物の中は僕達の叫び声しか聞こえない状態だった。 「何度も言うけど早く僕の前から消えろ!」 「うるさい!僕に消えるつもりは……」 「出てけ青狸!短足!不良品!」 …………………言ってしまった。 ドラえもんが何よりこういう言葉が嫌いなのは知っていた。 だからこそ言ったんだ。 「のび太君……!君がそういうことを言うとは思わなかったよ……!今日から絶交だ!」 「僕はそれを望んでいる!」 ドラえもんは僕が最後まで言う前にポケモンセンターから出て行った。 「のび太、約束どおりポケモンは返してやるよ……じゃあなww」 スネオは僕の前にモンスターボールを置いて出て行った。 …………終わったんだ。僕とドラえもんの友情は終わったんだ……。 自分にそう言い聞かせながら僕はずっとソファーに座っていた。 夜が朝に変わるまで――― ドラえもんの部屋には冷めたハンバーグが置いてあった。 ドラえもん宛に書いた僕の置手紙と共に。 【ドラえもんサイド】 僕達はポケモンセンターへと向かっていた。 そこにはきっと暖かい食事もある……そう思っての事だった。 「ふぅーやっと着いたねドラえもん」 やり遂げた顔ののび太君を見て僕は少し驚いた。 此処の所の冒険でのび太君は急激に成長していたからだ。 「うん……それよりその服洗ってきた方がいいんじゃない?」 僕はそのびしょ濡れの服が気になった。 此処で風邪を引かれても困る。 「じゃあ洗ってくるね」 のび太君は風呂場の方へと歩いていった。 僕は自室でこれからのことを考えていた。 (今の内にジム戦行っておいた方がいいかな…) となればすぐに行動に移す。 ……とりあえずテーブルに置手紙を置いといた。 晩御飯の事は忘れない僕だった。 ジムに着いた頃はもう辺りは暗くなり始めていた。 「早めに終わらせないとな……」 僕は自動ドアへと走っていった。 僕は近づいてくるトレーナーを軽く痛めつけ、ジムリーダーへのもとへと向かった。 「僕と勝負だ!」 僕は床にモンスターボールを叩き付け、ムクバードを出した。 最初の2回の戦闘は何とか勝利を収めたがムクバードが瀕死状態になってしまった。 僕はルクシオを出し、形勢を整えようとした。 しかし相手はルカリオを繰り出してきた。 あの忌々しい記憶が蘇って来る……。 「ルクシオ!スパークだ!」 「ルカリオ!ドレインパンチ!」 僕のルクシオの攻撃が当たった瞬間相手のルカリオはカウンター攻撃のドレインパンチを繰り出した。 「ルクシオ!」 (確かドレインパンチは体力を奪う技……早く決着を着けないと) 「じゅうでんだ!」 ルクシオの周りにバチバチと電気が集まってくる。 しかし相手のルカリオはメタルクローを打とうとしている。 「スパーク!」 僕の叫びは凄まじい電撃音でかき消された。 ………激突の中、辛うじて立っていたのはルクシオではなく…… 進化したレントラーだった! 「や、やったー!」 あのスパークの瞬間、きっと進化したんだろう。 お陰でルカリオを倒し、バッジをゲットすることが出来た。 僕は急いでポケモンセンターへと戻った。 「のび太君!バッジゲットしたよ!」 僕はバッジを見せつけのび太君に話しかけた。 でものび太君は黙ったまま立っている。 「?どうしたの突っ立ったままで……」 風邪でも引いたんだろうか……少し心配になって来た。 僕が次の言葉を発する前にのび太君が話しかけてきた。 「ドラえもん……悪いけど君とはもういっしょにいたくないんだ」 一瞬何を言っているのか分からなかった。 「何言い出すんだよ、早くご飯食べ……」 僕はすぐに話題を変えようと思った。……のび太君が言おうとした言葉を信じたくなかったから。 「黙ってくれ!」 のび太君は怒鳴った。辺りはシーンとする。 ジョーイさんもその辺のトレーナーもポケモンも、僕達の会話に興味を示していた。 「君が居ると正直邪魔なんだ、僕の前から消えてくれ」 第二の言葉がのび太君から発せられる。 おい……冗談だろ?今日はエイプリルフールじゃないんだぞ? 「冗談言うなよ!」 いつの間にか僕も怒鳴っていた。 「冗談じゃない!本気だ!」 建物の中は僕達の叫び声しか聞こえない状態だった。 「何度も言うけど早く僕の前から消えろ!」 流石にこの言葉にはカチンと来た。 腹の底から大きな声を出す。 「うるさい!僕に消えるつもりは……」 「出てけ青狸!短足!不良品!」 最後の一言で僕は完全にブチ切れた。 「のび太君……!君がそういうことを言うとは思わなかったよ……!今日から絶交だ!」 感情の高ぶりで心にも無いことを言ってしまった。 すぐに訂正しようと思ったが…… 「僕はそれを望んでいる!」 のび太君の叫びが聞こえ僕は逃げるようにポケモンセンターを出た。 僕は走り続けた。 夜が朝に変わるまで――― 僕の手にはのび太君にプレゼントしようと思い、奮発して買った技マシンが握り締められていた。 のび太君宛ての小さなメッセージカードと共に…… みんなのてもち(略) のび太 コダックLV30 ズガイドスLV28 エイパムLV27 ポニータLV29 ジャイアン 不明 スネオ 不明 しずか 不明 出来杉 不明 ドラえもん レントラーLV30 ムクバードLV31 ヘラクロスLV28 ゴーストLV27(以降不明) 次へ
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次へ あれから更に数週間─のび太とドラえもんは、111番道路の砂漠に来ている。 二人はトウカジムをクリアしヒワマキへ向かおうとしていた道中、 偶然の再会を果たしていた。 それからドラえもんがリーフから貰っていたゴーゴーゴーグルを一つ渡し、 その足で砂漠に来ている。 のび太「すごい砂嵐だ…」 相変わらず、砂漠の中は砂嵐がひどくゴーグルがあるとはいえ視界も良くない。 ドラえもん「ねぇ、のび太くん…」 ドラえもんが不意に切り出した。 のび太「なんだよドラえもん?」 ドラえもん「あそこ…見てごらん。」 ドラえもんが指(ないけど)指す先、そこには蜃気楼のようにモヤモヤと『存在』する 不思議な塔が建っていた。 のび太「なんだい…あれは?」 ドラえもん「話に聞いた事がある…多分、あれは幻影の塔だ。」 砂漠に現れたり消えたりする、不思議な塔。それが正に幻影を思わせ、 そこから『幻影の塔』と言われている(多分)。 その時だ。 塔の方から凄まじい爆音が聞こえる。 のび太「一体なんなんだ!?」 のび太は驚く。 ドラえもん「わからない…とりあえず行ってみよう!」 こうして、二人は塔の中へと入って行った。 幻影の塔・内部─ 遺跡を思わせる、石や土で出来た壁。床には砂があり、 こんな場所が本当に現れたり消えたりするのだろうか。 二人は塔の中を進んでいた。 のび太「結構奥まで来たね…」 ドラえもん「うん…今の所何も無かったけど、油断しちゃいけないよ。」 二人が塔に入って一時間が経過しようとしていた時、 二人はとうとう幻影の塔最深部にある、広間に到着した。 そして、その広間には見覚えのある人物が立っていた。 ドラえもん「あーっ!お前はあの時の!」 M団員「ちっ!あの時のポケモンか?」 そこに居たのは、カナシダトンネルで遭遇したあのマグマ団員だった。 ドラえもん「僕はポケモンじゃない!それより、こんなところで何してるんだ?!」 ドラえもんの問いに、団員は鼻をフンと鳴らして答えた。 M団員「へん、ピクニックでもしてるように見えるか? 使えるポケモンを捕まえて、任務を果たしに来たんだよ!」 ドラえもんを馬鹿にしたように話す団員の後ろから、いつの間にか謎の男が現れる。 謎の男「お喋りが過ぎるぞ…」 のび太「あの人…どっかで?」 のび太は、その男にどこかで見覚えのある気がした。 M団員「すみません…」 団員は男に頭を下げる。そしてドラえもん達の方を振り向き言った。 M団員「へっ、用事は済んだんだ。俺達は帰らせて貰うぜ。そこをどきな!」 以前とは違い、強気な団員。しかし、ドラえもん達は道を譲らなかった。 ドラえもん「やなこった!捕まえて警察に突き出してやる!」 ドラえもんはモンスターボールからサンドから進化したサンドパンを繰り出した。 その体には未だに無数の傷跡が残る。 M団員「その傷…あの時のサンドか?」 どうやら団員はサンドに見覚えがあるらしい。 ドラえもん「何?どういう事だ!」 ドラえもんは団員に叫んだ。 M団員「へっ、捕まえたまではよかったんだが 使えねぇポケモンだったから痛め付けてから逃がしてやったのさ!」 サンドを見つけた時の事を思い出したドラえもんの怒りは、頂点に達した。 ドラえもん「なんてヒドい事を!サンドパン、アイツを倒すぞ!」 サンドパンも、団員に対して敵意をあらわにしている。 のび太「僕も加勢するよ、ドラえもん!」 のび太はキノガッサを繰り出しドラえもんに並ぶ。 のび太「ドラえもん…アイツは僕に任せて。」 のび太は謎の男の方を向き直して言った。 ドラえもん「わかったよのび太くん!行くぞ、サンドパン!」 M団員「かかってきな!行け、ハブネーク!」 ドラえもん対M団員のバトルの火蓋が切って落とされた。 M団員「噛付け、ハブネーク!」 大きな口を開き、牙をむいてサンドパンに飛び掛かるハブネーク。 ドラえもん「サンドパン!丸くなって防ぐんだ!」 外敵から身を守るために発達した背中のトゲで、 サンドパンは余りダメージを受けなかった。 ドラえもん「そのまま体当たりしちゃえ!」 本来"たいあたり"はサンドパンの使える技ではないため余り威力は無かったが、 顔面に鋭いトゲの球を食らったハブネークは怯んだ。 M団員「くそっ…なにやってるんだハブネーク!」 ドラえもん「まだまだ行くぞ!スピードスター!」 壁際にまで追い込まれたハブネークに次々とたたみかけるサンドパン。 その間合いは約2メートルほどになった。 M団員「来たな…そこだハブネーク!ポイズンテール!」 団員が叫ぶ。目付きを変えたハブネークの一撃がサンドパンに襲いかかった。 ドラえもん「しまった!サンドパン!」 壁に叩き付けるサンドパン。 ハブネークのウェイトの乗った充分な距離からの重い一撃で、 サンドパンはかなりのダメージを受けてしまった。 ドラえもん「大丈夫かい?サンドパン。」 ドラえもんの呼び掛けに、サンドパンは『まだ行ける』といわんばかりに 首を縦に振る。 ドラえもん「よし!弱ってるのはあっちも同じだ。行くぞサンドパン!」 ハブネークに向かって駆け出すサンドパン。 M団員「決めてやるぜ…ハブネーク!」 ハブネークもサンドパンを迎え撃つ体制に入った。 ドラえもん・M団員(勝負は…この一撃で決まる!) 飛び上がり、ハブネークに襲いかかるサンドパン。 ドラえもん「切り裂く!」 M団員「毒々のキバ!」 二体の激しい攻撃がぶつかった。 謎の男「お前一人で…俺に勝てるとでも?」 のび太「やってみなくちゃわかんないよ?僕とあんたは戦った事が無いんだから!」 そう啖呵を切ったのび太に、対峙していた男が不敵に笑いながらボールを構えた。 謎の男「フ…それもそうだな。行くぞ、グラエナ。」 男が繰り出したグラエナ、それは他のグラエナより一回り大きかった。 のび太「行くよ、キノ!」 のび太の中に、緊張が走った。 のび太「マッハパンチ!」 僕の命令と共に、キノが目にも止まらぬ速さでグラエナの間合いに踏み込む。 ─捕らえた!そう確信した次の瞬間 謎の男「グラエナ!」 男が素早く叫ぶと、グラエナは大きく威嚇するように吠えた。 のび太「なんだ!?」 今の威嚇でキノは思わず怯んでしまった。 ─一体なんで…? 謎の男「特性の"いかく"で威嚇したんだよ、惜しかったな。」 ─そうか、特性か。油断した…こんなんじゃダメだ! のび太「キノ、続けて行くよ!頭突きだ!」 謎の男「突進!」 僕と男の間で、キノとグラエナがぶつかりあった。 しかし、グラエナはキノの攻撃を綺麗にかわす形でキノの懐に潜り込んでいた。 吹き飛ばされるキノ。グラエナにダメージの様子は無い。 のび太「キノっ!」 謎の男「冷静になりきれていないな。隙だらけだよ。」 ─くっ……やっぱり、この人は強い。雰囲気からなんとなくわかっていたけど…予想以上だ。 のび太はキノをボールに戻した。 ─"コイツ"の、対人デビュー戦だ! のび太「行けっ!ナックラー。」 投げたボールから飛び出したのは、この砂漠で新しくメンバーに加えた、ナックラーだ。 のび太「ナックラー、砂嵐!」 塔の床の砂が舞い上がり、風が吹き荒れる。 ─これで素早い動きも抑えられるはずだ、姿も隠せる! 謎の男「グラエナ、遠吠え。」 砂嵐の中グラエナが遠吠えし、戦闘能力を上げる。 砂嵐が吹き荒れグラエナに襲いかかるが、グラエナが動じる様子はまるで無い。 ─このままじゃ攻めきれない……動かなきゃ、冷静に、冷静に策を巡らせろ… のび太「よし、影分身だナックラー!」 砂嵐の中に何体ものナックラーが現れた。 ─これで回避率は上がったはずだ… 謎の男「少し賢くなったな、少年。しかし……グラエナ、かぎわけるんだ。」 グラエナが何体ものナックラーのうち、一体の方向に狙いを定める。 謎の男「こうすれば意味も無い、突進!」 グラエナがナックラー目掛け一直線に突っ込んでくる。 しかし、その攻撃が当たったのは分身だった。 謎の男「何!?」 それまで冷静だった男の表情に、少し驚きの色が見える。 のび太「かかった!ナックラー、砂地獄だ!」 グラエナの足下の地面がすりばち状にヘコんだ。 その中心には、地中に潜んでいたナックラーの姿があった。 謎の男「分身の真下に本体を隠していたのか…」 のび太「これが、僕なりの作戦だ!」 ─今度こそ捕らえた。ナックラーの砂地獄(巣穴)は脱出不可能だ。 男は、少し笑った。 のび太「何がおかしい?」 謎の男「いや…気にする事はないさ。勝負を続けるぞ。」─そうだ、勝負に集中しなきゃ! のび太「引きずり込んで噛み砕け!」 巣の中心にずるずるとグラエナを引きずり込んでいたナックラーが、グラエナの喉元に噛付く。そして、穴の下からゴキッという鈍い音が聞こえた。 @ドラえもん 力の拮抗している二匹の、激しい技のぶつかり合いで、砂が舞い上がる。 段々と晴れてきた砂埃の中、立っていたのはサンドパンだった。 M団員「ちぃ…戻れ、ハブネーク!」 団員はイラつきを隠そうともせず乱暴にハブネークをボールに戻した。 ドラえもん「よくやった、サンドパン!」 サンドパンに駆け寄るドラえもん。 ─だいぶ疲れが溜まってる…戦わせるには無理があるな。 ドラえもん「お疲れ様、サンドパン。」 ドラえもんは、キッと怒りの表情で団員を睨み付けた。 ドラえもん「さぁ、次のポケモンを出せ!!」 団員は腰のベルトからボールを取り、ノクタスを繰り出した。 ─ノクタスか…ならやっぱり君だ! ドラえもん「頑張れ!ドンメル!!」 ドラえもんは、カナシダトンネルで団員の捨てていったドンメルをバトルに送り込んだ。 M団員「こいつはあの時の使えねぇポケモンか…ぶっつぶしてやんよ!」 ドラえもん「ドンメル、返り討ちにしてやるぞ!」 ドラえもんの呼び掛けに応えるように、団員に対して敵意を燃やすドンメル。 すぐ側にいるドラえもんにも、ドンメルの背中のコブから熱気が伝わって来る。 M団員「やどりぎの種だ!」 先に動いたのは団員の方だった。 ノクタスから飛び出した種が、ドンメル目掛け飛んでくる。 ドラえもん「火の粉で打ち落とせ!」 普段より幾分火力の上がったように見える火の粉が、飛んでくる種を炎で包み込んだ。 ドラえもん「そのまま突っ込めっ!突進!」 M団員「く…根をはるんだノクタス!」 団員が叫んだ直後、猛烈な勢いでドンメルがノクタスに突進した。 大きくのけ反るノクタス。しかし地面に根をはっていた為飛ばされる事は無かった。 M団員「反撃だ、ノクタス!タネマシンガンッ!」 体勢を立て直したノクタスがタネマシンガンを放つ。 ノクタスの両手から放たれたタネは、次々とドンメルに着弾する。 ─マズい、このまま被弾し続ければ体力を消耗するだけだ… ドラえもん「一旦距離を置くんだ、ノクタスから離れて!」 運の良い事に、タイミングよくタネマシンガンが途切れた。 M団員「運のいい奴だな…次で決めるぞ!」 ノクタスは団員の指示を受け、ドンメルを追う事なく両手を前に突き出し集中するような仕草をみせた。 ─大技……ソーラービームか! ドラえもん「撃たれる前に討つぞ!ドンメル、火炎放射っ!!」 M団員「よし…撃てっ、ソーラービームだっ!」 双方の激しい攻撃が、中央で激突した。 そしてそのエネルギーは、段々とノクタスに向かい押されて行く。 そして、炎がノクタスを飲み込んだ。 やがて炎が消え、そこには瀕死のノクタスが倒れていた。 M団員「くそっ!俺にはもう戦えるポケモンは居ない…俺の負けだ…」 団員は倒れたノクタスをボールに戻し、悔しそうに唇を噛み締めた。 @のび太 巣穴の中で止どめを刺されたグラエナを、男は静かにボールに戻す。 謎の男「ご苦労だったな…」 その時、男の方からピピピという電子音がした。 男は服の内ポケットから通信機のような物を取り出して会話を始める。 謎の男「…そうか、終わったか。…ご苦労、すぐに引き上げよう…」 それだけの短い会話を終え、男はのび太の方を向き直した。 謎の男「すまないな、少年。バトルはこれでお終いだ。おい下っ端、引き上げるぞ。作業は終了した。」 男が部屋の奥でドラえもんと戦っていた団員に呼び掛ける。 ─よかった、ドラえもん勝ったんだ。 団員「はい…わかりました!」 団員が答えると急に、辺りが白い煙幕に包まれた。 そして煙の向こうから男の声がした。 謎の男「少年、これ以上…私達に関わるなよ……後は…」 煙が晴れる。 塔のこのフロアには男達の姿は無く、のび太とドラえもんがただ残されただけだった。 現在の状況 @のび太▼手持ち エーフィ・キノガッサ・ナックラー @ドラえもん▼手持ち ヒトデマン・ドンメル・サンドパン 幻影の塔
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ゆうたに勝利したジャイアンは、育成のためにコトブキに留まる事となったゆうたと別れ コトブキシティに到着していた。 ジャイ「うおーっ、遂にクロガネについたぜ、よし、ジム挑戦の前にあいつをゲットするか」 ジャイアンがゲットすると言ったポケモンとは、 ジャイ「やっぱり俺のポケモンといえばお前だよな、よろしくなワンリキー」 その後ヒコザルとワンリキーは順調に育ち、ヒコザルはモウカザルに、ワンリキーもLv15になった だが、これほど順風満帆なジャイアンに災難が降りかかろうとは、 誰も予想し得なかったのである、 それは、ジャイアンがポケモンセンターでの何度目かの休憩を終え、 外に出た後の出来事であった。 ジャイ「よし、もう一回炭鉱へ行くぞ、ん?」 ジャイアンが振り向くと、そこには物欲しそうな目でジャイアンを見つめる子供とその母がいた。 子「ねえ、お兄ちゃん、そのワンリキー頂戴、代わりにケーシィあげるから」 この提案はとてもジャイアンには受け入れ難いものだった。 ジャイ「だめだめ、このワンリキーは、お前なんぞにはあげねぇよ」 ところがこのクソガキ、諦めるどころか泣きながら駄々コネ始めたのである。 子「やーだー、やーだー、そのワンリキー欲しい~」 突然泣き出したクソガキに加えて、その母親も、 母「出来ればそのワンリキー交換していただけないでしょうか、 うちの息子今年の誕生日プレゼントにケーシィを貰ったんですけど、 息子はワンリキーが欲しかったらしくて、10歳になるまで後10ヶ月 もあるのでとても待ち切れないらしいんです」 そんなのお前等の都合だろ、といいたい気持ちを我慢して話を聞いていたジャイアンだったが、 このクソ親子交換してくれるまで放してくれそうに無く、 泣く泣く交換に応じたのであった。 その後のジャイアンは怒りに打ち震え、炭鉱で叫びつづけていた ジャイ「チックショー!どうして俺が折れなきゃならんのじゃー、 今までの苦労半分水の泡じゃねーか!」 しかしそこまで行ってジャイアンはあることに気付いた。 ジャイ(ん、ちょっと待てよ、でもこのケーシィ後少しで進化だよな、 それに交換の方が育てやすいしどの道6匹育てたほうが有利なことを考えれば、 こっちの方が、おいおいちょっと待てよ) ジャイアンの小さい脳はこのトレードの利点をつぎつぎ考え出していた。 ジャイ「(それに、俺がフーディンを持ってるなんて誰も想像しねーよな、 どうせワンリキーなんてまた育てればいいし、 ゆうた達に抜かれるのは仕方ねえ、もしかしてこのトレードってめっちゃお得だったじゃ・・・) ヨッシャー!」 禍転じて福と成す、ジャイアン喜びの叫びが炭鉱内に木霊していた。 その頃のびた達は既にクロガネに着いていた、 のび「う~ん、ドラえもんクロガネに着いたね」 ドラ「うん、もう育成は十分したしもう挑戦してもいいじゃないかな、ジム」 しかししずかがそれに口を挟む、 しず「のびたさんはLv的に十分でもドラちゃんはどうかしら、 相手は岩系よコダック1匹だけが頼りよ」 ドラえもんはクロガネゲートでコダックをゲットしていた、 ドラ「確かに少し不安だな、まだコダックのLvは15だし」 ニャルマーに比べコダックのLvは低い、それを受けのびたが提案した。 のび「じゃあ僕としずかちゃんで先に行っているよ、 ドラえもんはその間にポケモンを育てればいいさ」 ドラ「じゃあお願いします、のびた君タイプ有利だからって絶対に油断しちゃだめだよ」 ドラえもんの強い口調に、 のび「大丈夫だって、初めてのジム戦頑張ってくるよ、じゃあまた後でね」 ドラ「じゃあね、のびた君、しずかちゃん」 ドラえもんの心配は杞憂だった、さすがにLv20近くもあると1匹だけで十分だった。 しずかは進化したポッタイシで、のびたも進化したハヤシガメでトレーナー、 リーダーとも全抜きだった。 ヒョウタ「二人とも強いな、はいこれがコールバッチだよ、受けとって、 にしても最近の子供たちは強いな、これで3人目だ」 この言葉に2人が反応した、 しず「3人、もう1人ってもしかして、ゆうたって名前の人ですか」 しずかが問うと ヒョウタ「そうそう、彼は強かったよ、ジムを経験値稼ぎに利用していったからね、 ルカリオも強かったし、最後にコイキングまでギャラドスに進化されちゃって 手がつけられなかったよ」 ヒョウタがやれやれと言った感じで首を振った、 ジムを出たのびた達はドラえもんと合流し、さっき聞いたことを話した。 ドラ「そうか、ゆうたくんも相当強くなっているな、僕も頑張ってジムを攻略しなきゃな」 ドラえもんはジムへ向かっていった。 現在 場所 手持ち ドラえもん クロガネシティ ニャルマー♂Lv19 コダック♂Lv18 のびた 同上 ハヤシガメ♂Lv21 ルクシオ♂Lv16 しずか 同上 ポッタイシ♀Lv20 ムクバード♀Lv17 ゆうた 繋がりの洞窟 ルカリオ♂Lv21 ギャラドス♂Lv20 ジャイアン クロガネ炭鉱 モウカザル♂Lv19 ユンゲラー♂Lv17 ワンリキー♂Lv12 スネ夫 クロガネゲート ビータル♂Lv18 ????♂Lv14 ドラえもんは、コダックでトレーナーを倒しあっさりとヒョウタの元へたどり着いた。 ヒョ「君もさっきの3人の仲間だね、前3回は手も足も出なかったけど今回は違う、 必ず君に勝ってみせる、いってくれイシツブテ」 ヒョウタの全身からは勝利への闘志がみなぎっている様だった。 ドラ「僕だってさっきの3人が勝ったんだ、負けるわけにはいかないんだ、 いきますよ、行けーッ、コダック」 闘志あふれる二人の手から離れたボールから、それぞれのポケモンが出現した。 戦いの前半は、圧倒的にドラえもんのペースだった。コダックの水鉄砲はイシツブテ、 イワークを一撃で撃破した。だがヒョウタの顔には焦りは微塵も無かった。 そしてヒョウタの最後のポケモン、ズガイドスが出現した。 ドラ(おかしい、ヒョウタは全然動揺していない、でもこれで決める) 「コダック、水鉄砲」 コダックの水鉄砲はズガイドスに炸裂したと思われたが、次の瞬間、 ヒョ「ズガイドス、穴を掘れ」 ドラ「な、なんだってー」 ズガイドスは穴を掘り水鉄砲を回避した。 ドラ「そ、そんな馬鹿な、ゲームでは穴を掘るなんて使わないはず・・・」 ドラえもんは、予想外の出来事にパニくっていた。 それによりコダックもうろたえていた。 その隙をヒョウタが見逃すわけが無かった ヒョ「一撃で決めろ、穴を掘る」 ズガイドスの穴を掘るがうろたえていたコダックの急所に命中、 コダックは一撃で倒された。 ドラ「しまったっ、コダックが」 これにより、一気に形勢は逆転した。残りのドラえもんの手持ちは Lvは上とはいえノーマルと相性の悪いニャルマー一匹だけなのだ。 しかしそれ以上にドラえもんには知りたい事があった。 ドラ「なぜ、何故ズガイドスは穴を掘るを使えるんだ」 ヒョ「このゲームが、なるべくリアルに近づけるため、 ある程度敗戦を重ねるとジムリーダーのポケモンの持ち技が 強力になる事を忘れていたね」 ドラ「そ、そんな事どこにも、って、あっ!」 ドラえもんは思い出した。ポケッチの中ではなく、説明書のほうにそう書いてあるのを、 ドラ「し、しまった・・・すっかり忘れていた」 ヒョ「勝利目前で油断してたね、ズガイドス、ニャルマーに頭突き」 ズガイドスがニャルマーに襲い掛かる、しかし我に返ったドラえもんも ニャルマーに指示を出す。 ドラ「させるもんか、かわして催眠術」 ニャルマーは身軽な動きでこれを回避し、催眠術を決めた。 これによりズガイドスは眠りこけた。 ドラ「よし今の内に、だまし討ち連発だ」 相性に左右されないだまし討ちを3発喰らったズガイドスは遂に倒れた。 ヒョ「ニャルマーはだまし討ちを使えたんだったな、僕の負けだよ、バッチは君の物だ」 ドラ「ふう、危なかった。まさかルールを忘れていたなんて、 のびた君に油断するなといいながら・・・」 ドラえもんは反省の念を胸に抱きながらジムを後にした。 クロガネゲート スネ夫は、進化したビーダルと、ここでゲットしたズバットの育成に励んでいた。 最初はビーダルを引いたことを嘆いていたスネ夫だったが、 次第にビーダルの隠された強さに気付いた。 スネ「実はビーダルって使えるよな、とくせい・たんじゅんは僕に相応しいな、 それにズバットもゲットしたし、これであの時僕を笑ったやつ全員と あの野郎を蹴散らしてやる、って何だ?」 あの野郎とはゆうたのことだ、そうやって燃えていたスネ夫だったが、 突如来た沢山の足音にに気付き、 慌てて身を隠した。 身を隠したスネ夫が見たものはここにいる筈の無い連中だった。 スネ「な、何だ、どうしてここにギンガ団が、そ、それにマーズもいるぞ」 こんな光景はシナリオではありえない、クロガネゲートにギンガ団は出てこないし、 マーズが出るのはもっと後のはずだ、 マー「お前ら、しっかり探せよ、計画達成に重要なものだからな」 呆然とするスネ夫の前でギンガ団はあるものを掘り出した。 下「ありました。マーズ様、だいちのプレートです」 マー「よしお前ら良くやった、長居は無用だ撤収するぞ」 ギンガ団は素早くクロガネゲートから撤収していった。 スネ「な、何だってんだ・・・」 ギンガ団の姿を目で追いつつ、スネ夫は呆然と立ち尽くしていた。 某時刻 トバリシティギンガ団本部ビル マー「アカギ様、だいちのプレートを入手しました。」 マーズはアカギに大地のプレートを差し出していた。 アカ「そうか、マーズ良くやった。これでわれわれの計画は一歩前進する。」 サターン「アカギ様、そろそろ我等にもアカギ様の計画の中身を教え願えませんか。」 その場にいたサターンが問い掛けた。隣にいるジュピターも同調する。 アカギが何か言いかけた瞬間、横槍が入った。 ??「あなた方がそれを知る必要は無くてよ」 暗闇の中から、豊富な金髪にカールをかけた美女が現れた。 アカ「おお、きたかヴィーナス」 とたんにサターンら3人がいきり立つ、 サタ「貴様、何しに来た。それに何だその言い草は、」 ヴィ「あらあら、おきつい事で、わたくしはアカギ様にハクタイでの計画の 経過説明に参りましたのよ。それに、ゲームのプログラムに過ぎないあなた達に、 その計画の中身を知る必要はなくてよ」 サターンの言葉を受け流し、きつい一撃を加えるヴィーナス。 この言葉にサターンも切れた。 サタ「何だとっ、貴様!」 アカ「まてっ」 ヴィーナスに掴みかからん勢いのサターンをアカギが止めた。 アカ「確かにお前の言うことも分かる、だがヴィーナスらは、 ただのゲームプログラムに過ぎない我々を解放した、 だからこそ我々は自由に活動できるのだ。そこの所も考慮してくれ、」 サタ「わ、わかりました。」 アカギに諌められ、サターンは渋々引き下がる。 アカ「では諸君持ち場に着いてくれたまえ、ではこれまで、」 アカギは壁の奥に消え、ヴィーナスも去っていった。 その場にいた三人は奥歯をかみ締めながら、その場を離れた・・・ ソノオタウン のびた達はここで更なる戦力補強をすべく動き出した。 まず最初に甘い蜜を出すために、 シナリオを発動させた、先に言ったゆうたは、 甘い蜜に興味が無かったので発動させなかった。 まずシナリオ通りに行くと、ここで少女との遭遇がある、 それが済むと今度は下っ端との戦闘だ、 しずかとのびたはこれをダブルバトルで叩きのめした。 そして3人は発電所まで駒を進めた。 ドラ「じゃあ、マーズとの戦闘だけど、僕がやるね、いいかい?」 のび「いいよ、さっき僕達が戦ったし、今度はドラえもんが経験値ためてきなよ、」 この男、完全にマーズのことをなめている。まあしかし事実なのだから仕方が無い、 発電所に入ったドラえもんはマーズと相対した。 ドラ「やい、Lv16のブニャット使う改造厨め、 同じニャルマー使いとして君には負けないぞ」 相手のマーズの闘気は凄まじかった。 マー「だまれ!貴様を叩きのめして、あの女の鼻を明かしてやる!」 ドラ(あの女?ジュピターのことかな?まあいい)「行けニャルマー」 マー「いけっ!ズバット」 だが、悲しいかな、いかに闘志があってもLvの差だけはどうにもならない、 マーズはあっさり敗北した。 マー「くそーっ!覚えていろっ」 マーズはいつも以上に叫んで逃走した。 現在 現在地 ドラえもん ソノオタウン ニャルマーLv22コダックLv21 のびた 同上 ハヤシガメLv22ルクシオLv22 しずか 同上 ポッタイシLv23ムクバードLv22 スネ夫 クロガネシティビーダルLv20 ゴルバットLv22 ジャイアン 繋がりの洞窟 モウカザルLv21ユンゲラーLv23ワンリキーLv17 ゆうた 205番道路 ルカリオLv23 ギャラドスLv23 ソノオタウン マーズを撃退したのびた達は、甘い蜜を入手しそれぞれ行動を開始した。 しずかは花畑の小屋の近くの木、のびたは205番道路の手前の木、 ドラえもんは発電所の前に張り込みポケモン育成しながら、 木から出るポケモンを探していた。 205番道路 たにまのはつでんしょ ドラえもんは、ここで日没を待っていた。ゴーストポケモンフワンテを取るためだ。 ドラ「早く日が沈まないかな、腹ごしらえでもするか、」 グルメテーブルかけから出したドラ焼を口にほおばった。 ドラ「うんうん、やっぱりドラ焼はおいしいな、」 脇に置いてあったもう1つを食べようとした次の瞬間 ガシッ ドラ「いったーい!」 ドラえもんは痛みで飛び上がった。 隣を見ると、なんと隣に有ったドラ焼が消失。 ドラえもんは自分の手をかんでしまった。 その犯人は、その更に向こう側にいた、 ドラ「あ、こいつは」 目の前に立っていたのは、カビゴンの進化前のポケモン、ゴンベだった。 ドラ「こいつ~、ドラ焼き返せ~」 ドラえもんはゴンベを追いかけた。ゴンベは逃げ出したが動きがとろく すぐに追いつかれてしまった。 ドラ「ド~ラ~焼~きか~え~せ~」 大好物を奪われたドラえもんは、最早怒りでゴンベを ぼこぼこにする事しか考えていない。 後ろに岩壁、前はドラえもん、絶体絶命の大ピンチを迎えたゴンベ、 彼が取った策とは、ゴンベは隙を見てドラえもんの腰についている 空のモンスターボールを強奪、それを自分に叩きつけた。 ゴンベはボールに吸い込まれ、モンスターボールは揺れもせずに固定された。 ドラえもんはゴンベをゲットした。 ドラ「う~ドラ焼~」 ドラえもんはボールを睨みつけたが、それ以上のことはしなかった。 自分のポケモンに手出しは出来なかった これこそがゴンベの狙いだったのだが、 205番道路 のびたはここでブイゼルをゲットし、育成しながら木から出るポケモンを待っていた。が、 そこに悪魔がやってきた。 ジャイ「の~びた君、」 のび「じゃ、じゃ、ジャイアン」 のびたは恐れおののいていた、この状況でジャイアンが何を仕掛けてくるか 大体想像がついたからだ。 ジャイ「俺と勝負だ、いやとは言わせねーぞ」 のび「や、やっぱりー」 ジャイ「出てこいユンゲラー」 ユンゲラーが出てきたことにのびたは驚いた。 あのパワー馬鹿のジャイアンがユンゲラーを捕るとは思わなかったからだ。 のび(ユンゲラーか、ならこっちはかみつくが使えるルクシオで、)「ルクシオっ」 両者のポケモンが場に対峙する。先手を取ったのは素早さに勝るユンゲラーだ。 ジャイ「ユンゲラーサイケ光線!」 ユンゲラーの目からサイケ光線が放たれルクシオに炸裂、 体力を半分以上もっていかれた。 のび(あのサイケ光線相当な威力だ、2発目を喰らったら持たない、一撃で決めなきゃ)「かみつけっ」 ルクシオは飛び上がってユンゲラーに噛み付くを見舞おうとした。 ジャイ「こっちも負けるな、もういっちょサイケ光線」 ルクシオはサイケ光線に耐えながら突っ込んだが後一歩のところで倒れてしまった。 のび「あ~」(や、やバイ、ブイゼルはLv不足、ハヤシガメは相性が悪い、もうだめポ) その後はのびたの予測通りだった。ハヤシガメはかみつくで変わった直後の モウカザルにダメージを与えたが、 火炎車で一撃、ブイゼルもあっさり一蹴された。 ジャイ「経験値稼ぎ協力感謝する、ガハハハ」 ジャイアンは意気揚揚と205番道路の奥へ向かっていった。 その後再びソノオタウン 3人は集合して、お互いの成果を確認しあった。 ドラ「僕はフワンテと・・・」 いきなり声のトーンを落として、 ドラ「このゴンベ」 しず「あらでもいいじゃないドラちゃん、ゴンベはカビゴンに進化するのよ、 私はエイパムとミツハニー♀をゲットしたわ、」 のび「わあ、しずかちゃん僕と一緒だね、僕もミツハニー♂とブイゼルをゲットしたよ」 これを見てドラえもんが何か言いかけたが、しずかが先に言った。 しず「でものびたさん、♂は何にも進化しないし技もおぼえないのよ」 のび「エーッ、そ、そうなのーっ」 のびたは愕然とした。ミツハニーゲットに使ったあの時間は無駄だったのか、 つまりあの時間は、ジャイアンに叩きのめされるなど、 ろくな事が無かったことになる、ブイゼル以外は、 ドラえもんはそれ以上に驚いていた。 ドラ(な、なんでしずかちゃんがそんな事を、やっぱりしずかちゃんダイパやったことあるな、でもなんであんな嘘を) しずかも心の中は冷静ではなかった。 しず(まずいわね、これじゃドラちゃんに私がパール経験者だってばれちゃうわ) 何故しずかが嘘をついたかというと、 ドラえもんと行動すると秘密道具が使えて何かと便利だからだ。 のびたと行動を共にしようといえば、ドラえもんもほぼ確実についてくる その頃一番先を行くゆうたは、 ゆう「か、勘弁してくださいよー、そっちじゃないですってばー(泣)」 哀れゆうたはモミに振り回されていた。しかもモミは事あるごとに道に迷うのだ。 その内にゆうたはジャイアンに抜かされてしまった。 嗚呼、どこまで続くのかこのコンビの迷走は。 次へ
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前へ のび太とドラえもんは爆発音の発生源と思われる『宝石博物館』に来ていた。 のび太「それにしても、本当にピカチュウで良かったよ。」 そう。あの真っ暗闇の中外に出られたのは、ピカチュウが電気を発生させて明るくしてくれたからだ。 無論、ドラえもんはその明かりがギリギリ見える距離まで逃げ去ったが。 ドラえもん「この建物が怪しいね…」 のび太「とりあえず、オオタチに中の様子を見てきてもらうよ。」 そう言うと、オオタチをのび太は出し、中に入らせた。 ─数分後─ オオタチが戻ってきた…が、オオタチは身振りで中の様子を伝えようとするが、全く伝わらない。 伝わった事と言えば、中に3人人が居ると言う事だけだ。 ドラえもん「こんな時に翻訳こんにゃくが使えたら…」 のび太「仕方ないよ。とりあえず、中に入ってみよう。」 そ~っと扉を開けて、オオタチに三人の居た場所に案内してもらう。 そして、扉の隙間から明かりが見える部屋を発見する。 その隙間から中の様子を見る。 ドラえもん「あれ…誰も居ない…?」 入った部屋には誰も居ず、一枚の紙切れが置いてあった。 『参上!ダッシュ!予告通りアクアマリンは頂いた。』 その紙切れに疑問を持つ。 ドラえもん「ダッシュ…?何だろ…」 それに対してのび太がこう言う。 のび太「まぁ、あまり気にしなくていいんじゃない?」 その時、他の部屋にも明かりが灯り、警察がこの部屋に入ってくる。 警察「お…お前を現行犯逮捕する!って、奴じゃないのか!?」 警察「くっ…またしても逃げられたか…」 警察が入ってきた瞬間、のび太とドラえもんはいやな予感がして、とっさにミズゴロウの穴を掘るでこの建物から脱走する。 ─ポケモンセンター前─ 穴から出た瞬間、のび太が質問する。 のび太「ねぇ、逃げてよかったの?」 その質問にドラえもんは答える。 ドラえもん「あの場で捕まったら不味いだろ?警察来たんだしあの場は単なる事件だと思うよ。」 そうかなぁ…と思いつつ、のび太は納得し、ポケモンセンターで眠る事にする。 ─翌日─ のび太はポケモン図鑑の目覚まし機能の音で目が覚める。 のび太「ふわぁあ~…今何時だろ…?」 そう思い、個室に設置されている壁掛け時計を見る 時計の針は10時27分を指していた。 のび太「うわぁああ!!遅刻だぁ!…ってあぁ、ポケモンの世界に来ていたんだっけ…」 その時、ドアが一気に開かれ大きな音がする。 ドラえもん「遅刻だよ!3時間も待たせておいて!もうジム戦終わらせちゃったよ!」 ドラえもんはそう言いながらトパーズバッチを見せ付ける。 のび太「えっ!もう終わらせちゃったの!?僕も急がなきゃ!」 のび太は急いでリュックを背負って、ドラえもんと一緒にジムまで行く。 ─トパーズジム前─ ドラえもん「じゃ、僕はジェアリデパートの5階、憩いの広場で待っているよ。」 のび太「うん、分かった。」 ドラえもんはそう言うとデパートへ走っていった。 のび太「よし…行くよ!」 のび太は、そう覚悟を決めてトパーズジムの中へ入っていく。 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ24Lv】 【オオタチ23Lv】(持ち物:シルクのスカーフ) ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの現在の手持ち 【ゼニガメ(?)??Lv】 【ミズゴロウ22Lv】 【他不明】 のび太「ジム戦お願いしま~す!」 のび太の声がジム内に響き渡る。 ヒカル「挑戦者か。俺は電気タイプの使い手のヒカルだ。」 シムリーダーが自己紹介をする。 ヒカル「では、行くぞ!エレキブル!」 のび太「えぇ~!?」 出してきたポケモンにのび太は驚く。 エレキブルと言えば電気タイプ最強クラス。それをいきなり出してきたからだ。 ヒカル「どうした…?早く出して来いよ。」 のび太「あ、はい。行け!オオタチ!」 のび太はオオタチを繰り出す。 が、この勝負はあっさり終わる。 ヒカル「雷パンチ!」 のび太「かわせ!」 オオタチが右方向に雷パンチを避ける。 のび太「電光石火だ!」 そのまま、見えない速さで動き、全力でエレキブルに攻撃する。 が、エレキブルはピンピンしている。 ヒカル「スピードスターから電撃波!」 エレキブルの周りに星が現れ、オオタチを追尾する。 それは電光石火よりも速く、オオタチにぶつかる。 その後、エレキブルが一瞬光ったかと思うと、そこには瀕死のオオタチが居た。 のび太「な…電撃波が見えなかった…?」 ヒカル「どうした?この程度でジムに挑むなんて100万年早いぜ」 相手のエレキブルはまだHPが半分以上残っているに対して、こっちは残り1体。 勝ち目があるのか…? のび太─まてよ…あのエレキブルは殆ど動いていない…─ のび太─何故だ…エレキブルはそれほど遅く無い…あの攻撃力を生かすには追いかけた方が得なハズ…─ その時、エレキブルの足の怪我を見つける。 のび太─そうか!動かなかったではなく、動けなかったんだ!アソコを狙えば…─ のび太「ピカチュウ!エレキブルの足に叩きつけるだ!」 ピカチュウは、モンスターボールから出た瞬間、エレキブルに走っていき叩きつけるを当てる。 ヒカル「何ッ!」 エレキブルは反動で、数歩後退した後倒れる。 ヒカル「よく分かったな。でもコイツはどうかな!」 次に出したポケモンは【ライチュウ】… そう。ピカチュウの進化系… のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ25Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 のび太「そんな…ライチュウだって!?」 ヒカル「ライチュウ!穴を掘るだ!」 出たばかりのライチュウは、すぐ穴を掘って地中に逃げる。 のび太「ピカチュウ!気をつけろ!」 ヒカル「遅い!」 のび太がピカチュウに注意した瞬間、穴を掘るがピカチュウに炸裂する。 のび太「くっ…叩きつけるだ!」 ヒカル「草結び!」 ピカチュウが攻撃態勢に入り、叩きつけるを繰り出そうとした瞬間、草が身動きを封じる。 ヒカル「OK!そのまま…破壊光線!」 のび太「な…逃げろ!ピカチュウ!」 しかし、草結びで身動きが取れないピカチュウ。 その前で、ライチュウは破壊光線を溜め終わり、発射する。 のび太「終わった…のか…?」 そこには、疲れて動けないライチュウと…瀕死…いや、HPが僅かに残っていたピカチュウが居た。 しかし、もう降参しろと言っているようだった。 のび太が、降参しようとしたその時! ピカチュウ「ピカッ!ピカピカッ!」 ピカチュウが必死で立ち上がる。 のび太「もしかして…まだ戦うって言うのか?無茶だよ、やめてよ!」 それに対して、ピカチュウは反論する。 ピカチュウ「ピカピカピッ!ピカッ!ピッピカチュウ!」 のび太「『自分に任せろ、絶対に勝ってみせる─』?分かった…ピカチュウ!行けぇぇえー!」 のび太は、何故か今ピカチュウが言った言葉が理解できた。 このまま負けても、ピカチュウは納得しないだろう。 のび太がピカチュウに行けぇ!と命令した瞬間、ピカチュウは雷を帯び、もの凄い速さでライチュウにぶつかる。 のび太「全力で『ボルテッカー』!!!」 ヒカル「何だって!ライチュウ!かわ…」 ピカチュウの攻撃が、ライチュウに当たる。 もの凄い速さ、もの凄い威力で壁にぶつかり、ライチュウは一撃で瀕死となる… のび太「やった!やったよ!ピカチュウ!」 のび太がピカチュウに抱きつく…が、それと同時にピカチュウも瀕死となってしまう。 ヒカル「どうやら負けのようだね。このジムバッチを受け取ってくれ。」 それをのび太は断る のび太「いいえ。これは引き分けですよね。受け取るわけには行きません。」 だが、そののび太の手に無理矢理ジムバッチを渡す。 ヒカル「ピカチュウは君の為に本当に全力を尽くしたんだ。そのピカチュウに敬意を表すためにも、このバッチを受け取ってくれ。」 のび太「分かり…ました。ありがとうございます!」 のび太はトパーズバッチと技マシン34(電撃波)を受け取り、ジムから出て行った。 のび太が去った後、窓から誰かがジムに入ってくる。 ???「『ダッシュのスパイ』も『子供5人』に『青狸コスプレ』に負けるなんて落ちぶれた物ね。」 それに対して、ヒカルは反論する。 ヒカル「あれは『ジム用に手加減したパーティ』だ。しかしあの眼鏡小僧、とんでもない掘り出し物かもよ…」 所変わって─ジュエリデパート5F─ のび太「やぁ、ドラえもん」 のび太は、憩いの広場にあるドラえもんの座って居た椅子の隣の椅子に座る。 ドラえもん「のび太君、もうジム戦終わったの!?」 その質問に、質問も混ぜて返答する。 のび太「うん。もちろんさ。ねぇ、ドラえもん?どうやってあんなに強い奴に勝ったんだい?」 それがずっと疑問だった。ドラえもんの手持ちはゼニガメとミズゴロウしか分かっていない。 ドラえもん「うん、それはね…」 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【ゼニガメ(?)??Lv】 【ミズゴロウ22Lv】 【他不明】 ─以下ドラえもん説明─ ━トパーズジム━ ドラえもん「ジム戦お願いします~」 ジム内の明かりが点いて、奥からジムリーダーのヒカルが現れる。 ヒカル「さ、最近の挑戦者はコスプレが多いのか…?俺はジムリーダーのヒカル。電気タイプの使い手だ。」 ドラえもんは最初の言葉に疑問を持つ。 ドラえもん「何のことでしょうか?行きますよ!メノクラゲ!」 ドラえもんは途中捕獲したと思われるクラゲポケモンのメノクラゲを繰り出した。 それに対して、余裕ペースのヒカル。 ヒカル「電気タイプに水を出すとは馬鹿か?エレキブル!雷パンチだ!」 ドラえもん「からみつく!」 エレキブルの攻撃をギリギリの所でかわし、エレキブルにメノクラゲは絡みつく。 ドラえもん「そのまま巻きつくだ!」 絡みついたまま、手足を拘束する。これでじわじわダメージを減らす作戦だ。 相手は動けないから、一方的に倒す事が出来る…そう思ったが予想は外れた。 ヒカル「何のことかと思えば…電撃波!」 電撃波はメノクラゲだけに当たり、一撃でメノクラゲが瀕死になる。 ヒカル「動けなくしてじわじわHPを減らす作戦だろうが無駄だぜ!」 その言葉に、一旦考え込むドラえもん。 ドラえもん「くそぅ…!そうだ!行け、カメール!」 何か作戦を思いついたのかゼニガメの進化系『カメール』を繰り出す。 ドラえもん「泡だ!」 カメールが泡の発射体制に入る直前、ヒカルがエレキブルに命令する。 ヒカル「雷パンチ!」 エレキブルが雷パンチを出しながら突撃するが、エレキブルの目に泡がクリーンヒットし、攻撃は中断される。 ドラえもん「高速スピン!」 カメールが高速スピンで攻撃する。 ヒカル「そんなよわっちい攻撃じゃ倒せないぜ…何ッ!」 エレキブルが、後ろに後退し、倒れる。 ヒカル「高速スピンなんか弱い技で倒せるわけが…これは!」 そう、エレキブルの足には深い傷跡があった。これが倒れた原因だ。 ヒカル「高速スピンで足を封じたわけか…だが!こいつはどうだ?」 ヒカルは『ライチュウ』を繰り出してくる。 ドラえもん「ぎゃあああああ!!!!ねぇずぅみぃいいい!!!!」 ドラえもんの叫び声がジム内に響き渡る。 ヒカル「くっ…なんて叫び声だ…ねずみがそれほど嫌いなのか…?」 その後、ドラえもんは少々落ち着いて(?)カメールを戻す。 ドラえもん「あんなネズミは倒してやるんだ…!カメール戻って。行け!ミズゴロウ!」 対してドラえもんが出したのは『ミズゴロウ』だ。なにやらボソボソ言っていたのは気にするな。 ヒカル「ライチュウ、穴を掘るだ!」 ミズゴロウが現れた瞬間、ライチュウは地面に潜り込む。 だがそれに対してミズゴロウは何にもしない。 ヒカル「何をしているんだ?今だ!ライチュウ!」 ヒカルの合図と共にライチュウがミズゴロウの真下から攻撃を食らわせる。 上に浮かび上がったミズゴロウは何故か次第に赤くなり始める。 ヒカル「ん…何故赤くなっているんだ…まさか!ライチュウ!破壊こうせ…」 行動はミズゴロウの方が早かった。 空中に浮かび上がっていたかと思うと、ライチュウの目の前まで一気に迫り、しっぽで思いっきり攻撃する。 そう。ドラえもんがミズゴロウに命令していたのは『がまん』と言う技だ。 穴を掘るの威力が高かった分、我慢の2倍ダメージで一撃でライチュウは倒れてしまった。 ヒカル「俺の作戦ミスだ。潔く負けを認めよう。バッチと技マシンを受け取ってくれ。」 ドラえもんはトパーズバッチと技マシン34(電撃波)を受け取り、ジムから出て、ポケモンセンターへと向かった。 ─以上ドラえもん説明─ ドラえもん「と言う訳さ。」 のび太はそれでエレキブルの足の怪我にも納得する。 のび太「なるほどね…」 その時、後ろから声が聞こえる。 ???「あれ?のび太君じゃないか。」 その声に驚いて二人は振り向く。 のび太「出木杉!それにジャイアン!」 そこには『出木杉』と『ジャイアン』が居た。 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【カメール27Lv】 【ミズゴロウ24Lv】 【メノクラゲ20Lv】 のび太「どうして出木杉とジャイアンがココに?」 その質問に、出木杉が答える。 出木杉「東にも西にも行ってみたんだけれど両方行き止まりだったんだ。そして南に行こうとした時武君にに会ったのさ。」 ジャイアンが続けて話す。 ジャイアン「305番道路の野生の奴やトレーナーは格違いに強かったぜ…だから俺達は準備に来たって訳さ。」 のび太がその時話し出す。 のび太「ねぇ、静香ちゃん知らない?最初に旅立った時から静香ちゃんだけ会わなかったんだけど…」 それにジャイアンが答える。 ジャイアン「まぁ静香ちゃんは俺達の中でも一番早くダイパのシナリオをクリアーしたんだ。もう先行ってんだろ?」 それにはのび太も納得する。 のび太「うん、そうだね。じゃ、僕達も305番道路へ行こうか。」 そう言い、まだ準備があると言う出木杉達と別れて、305番道路へと向かった。 ─異常はまだ序盤にすぎない…─ 305番道路と繋がっている考え込むドラえもん のび太「どうしたの?ドラえもん?」 ─こんな平和な日常ももうすぐ終わる…─ その質問にドラえもんは答える。 ドラえもん「『ダッシュ』。21世紀のどこかで聞いたような気がしたんだけど…」 ─そして、危険なゲームの扉に踏み込まなくてはならなくなる…─ それにのび太は返答する。 のび太「気のせいじゃないの?」 ドラえもんはそれに対してこう言う ドラえもん「そうだといいけれど、なんだか嫌な予感がするんだ…」 ─それは、そう遠くない未来へと持ち越される…─ ???「………さて、そろそろ行動にでましょうか…」 それはさておき、毎度お馴染みの彼女がこのゲートに逃げ込んでくる。 そう、黒フードのアイツだ。 ミナン「はぁはぁ…ってこの前の眼鏡君じゃない!」 それに対してのび太は反論する。 のび太「僕は眼鏡君じゃない!のび太って言う名前が…」 それは無視して黒フードを脱ぎ、急いでボールからポケモンを出す。 ミナンの格好はオレンジ色の短パン、薄黄色Tシャツとどう見たって別人に見える格好だ。 出してきたポケモンはメタモン。紫色の体をしたフニャフニャなアイツだ。 出した後急いで黒フードを被せメタモンに命令を伝える。 ミナン「私に変身して、1時間30分後、警察を振り切ったらトパーズジムの裏でオオスバメに変身。」 ミナン「305番道路とクリスタウンの間のゲートで待ち合わせ。」 それを聞くとメタモンはミナンに変身する…と同時に警察が入ってくる。 警察「警察だ!貴様を窃盗罪で逮捕…」 言っている途中でミナン(メタモン)はトパーズシティの方へ逃げ出す。 警察「こらぁ!待てぇえ!」 のび太とドラえもん、そしてミナンを無視してトパーズシティへ警察は走っていく… その途中でミナンがこっそり警察のポケットから何かを奪う。それに気がつかないまま警察はメタモンを追いかけていく。 ミナン「はい、口止め料。この事は内緒ね。眼鏡君と青狸コスプレ君。」 ミナンがさっき警察から奪った物をのび太に投げ、のび太は器用にもキャッチする。 そして二人は同時に怒鳴りだす。 のび太「僕は眼鏡君じゃない!野比のび太と言うちゃんとした名前があるんだ!」 ドラえもん「誰が青狸コスプレだ!僕は21世紀の猫型ロボットのドラえもんだ!」 そこで一呼吸置いて、ミナンが答える。 ミナン「もうちょっと静かに言ってよね…分かったわ。のび太と…ドラえもんね」 その後、ドラえもんがミナンに質問する。 ドラえもん「ところで…これ警察のじゃ…?」 さっき渡した水色の宝石…アクアマリン。これについて質問する。 それにミナンはあっさり答える ミナン「いいのよ。元々それは私の物を没収されていただけだし。」 その後、思い出した感じでのび太が二つの宝石を取り出す。 のび太「そうだこれ…この前ぶつかった時に落としたガーネットとアジメスト。君のでしょ?」 一瞬間を置いて、ミナンが答える。 ミナン「えぇそうよ。まぁいいわ。暫くの間貴方に預かって貰っていいわよね?」 それにのび太は反論する。 のび太「でも、もし僕がこの宝石を無くしたりしちゃったら…また会うとも限らないし…。」 それにミナンは答える。 ミナン「大丈夫よ。それは特殊な宝石で絶対に無くならない様になっているし、 1週間後には間違いなく会うわね。」 それに対してドラえもんは質問する。 ドラえもん「何でそんな事が分かるんだい?」 それにはにっこり笑ってミナンが答える ミナン「そう言うものは、その日までのお・楽・し・み♪でしょ?」 その後続けてミナンが提案する。 ミナン「そ・れ・と。アストシティまで一緒に付き合うことになるから宜しくね。」 それに二人は驚き、反論する。 ドラえもん「えぇ~!?ちょっと待ってよ!」 のび太「何でそんな事になるのさ!」 それに対して、ミナンは返答する。 ミナン「私の手持ちは今日はメタモン一匹。 そんな中アストシティまで行くなんて無理じゃない?」 その後少し間を置いてこう言う。 ミナン「それに、アストシティまで一緒じゃないとちょっと厄介な事になるよ…?」 嘘だ。と思ったが断然ミナンの方がこの世界について詳しい。 仕方無しに連れて行くことに決める。 のび太「仕方ないなぁ…分かったよ。」 それに対して、喜ぶミナン。そして次にこう喋った。 ミナン「じゃ、早く!今日の内にクリスタウンへ行きましょう!」 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【カメール27Lv】 【ミズゴロウ24Lv】 【メノクラゲ20Lv】 (注釈)現在ミナンが加わっている。 次へ
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前へ ドラ「み…湖!!」 ドラえもんが森の奥で発見したのはシンジ湖でも、リッシ湖でも、エイチ湖でもない。 タウンマップに送りの泉と表示されるその水溜りは、現世と冥界の境目。 シンオウ地方に所在地も知られず存在し続けたそれは、他の湖同様に伝説のポケモンの根城となっている。 ドラ「何だ?何なんだここ!!?」 タウンマップと泉を交互に見つめながらドラえもんが何度もそう繰り返した。 送りの泉。見かけは澄んだ湖だが、その底に、まるで世間から隠すように無数の白骨死体を湛えていた。 ドラ「今までこんな所タウンマップに無かったぞ……気味が悪い!ペラップ出て来い!」 ペラップの、人の言葉を繰り返す能力を使い、ドラえもんはこの不気味な湖の存在をのび太に伝える伝言鳩を飛ばす。 ドラ「あそこに穴がある……」 霧の深い洞窟が湖の地下に広がっていた。 入り口付近の岩に『3本の柱を抜けてまどろむギラティナのもとへ。部屋の数が30を越える前に。』 そう彫ってあるが、動揺しているドラえもんがそれに気付くことは無い。 ドラえもんは部屋の四方にぽっかりと開いている形が全く同じ穴を不安そうに眺め、やがてその中の1つに足を踏み入れた。 今のところ何も起こらないがドラえもんは身構える。 太くて長い柱が天井を支えていた。 柱に数字が刻まれているのはドラえもんも気付いた。 1 1 意味が分からない。だが、これは開発者が課した易しい小学生向けの問題ということを考えると、 流石に未来の高性能ロボット、ドラえもんが一瞬でこの謎を解けなければまずい。 だがいくら考えても解けない。ヒントが少なすぎるのかとまた部屋を見渡し、目に付いた部屋にドラえもんは進んだ。 その後、ドラえもんは3つの部屋を通り抜け、その度に1つずつ増えていく柱の数字を確認した。 5つ目の部屋に辿り着いたドラえもんは何だか部屋の雰囲気が違うのを感じた。 最初の部屋に構造が似ている、真ん中に台座があり、周りに4つの穴という形だ。 台座の上に何かの姿を見たドラえもん。 近寄ると2本の柱と、その間に置かれた萎びた布が見つかった。 一応布をバッグにしまい、次の部屋に向かうべく柱に背を向ける。 何も恐ろしいことではなかったが、何故だか、ロトムが勝手にボールから出て柱に近寄っていた。 ドラ「そこには何も無いよ、早くこっちにおいでロトム。」 ロトムがドラえもんのほうを見るのと同時に頭上で声がした。 《ほう、何も無いか。確かに私は何も無いことの象徴かも知れぬ。》 体の奥まで浸透するような深い声。 ドラえもんは背筋か凍り、恐る恐る見上げると一対の真っ赤な目と幽霊船のような翼が見える。 柱が動き出した。声の主の足だったらしい。 《ドラえもんとやら、ロトムは預かっていく。いや、あの世に送らせてもらう。 森の洋館からこいつを連れ出してくれたことには感謝する。ここまでこいつを運ぶ仕事も良くやってくれたと思う。 だが、すまんな。パーティの……1つ開いた穴は埋めることが難しいだろう。 ここに生息するポケモンなら帰りに好きなだけ持って行くが良い。では参ろうロトム、永遠不滅の世界へ。》 ギラティナがそう言うとロトムの姿が霞み始めた。 ドラ「待て!!!お…お……お前!!ロトムを何処に連れて行くんだ!!?」 ギラティナは寛大な態度で答えた。 《こいつはトレーナーが死んでから長いこと寂しがっていた。そこで、お前を使ってここまで連れて来させた。 そして送ってやるのだ、お前らがあの世と呼ぶ……死後の世界へな。》 ドラえもんは猛り狂った。 ドラ「ロトム!死後の世界なんて行くな!!こいつの言うことなんか聞くな!!僕のボールに戻れ!!」 《無駄だ。こいつは可哀想な事に、自分を世話してくれたトレーナーのことしか頭に無い。 お前がいくら世話してやったとしてもこいつの決心は変わらない。 あ、何ならお前も送ってやらないこともないぞ。そんなにロトムと一緒にいたいのならな。》 ロトムの姿が消えかけている―― ドラ「ロトム!!君が生きなくてどうするんだ!!」 ギラティナがかすかに反応し、ロトムの姿がまた浮き上がった。 《こいつが生きる?たわけたことを。 こいつは死にたがっている、それはお前のような人間の形すらしていないトレーナーに止められるほど弱い感情ではない。》 ドラえもんは聞こえなかったかのように続けた。 ドラ「ロトム、君のトレーナー……君の家族が生きるんじゃない、君が生きるんだ!!この世に生を受けた以上 それを突き通せ!限界まで生きろ!!限界を超えても生きろ!!!……それが、亡くなった君の家族達のたった一つの願い。 死の向こうには何も無い。君の家族は死んだんだ。こっちにも向こうにもいやしない。」 ロトムは雷に撃たれた状態に相応しい表情をした。しかし、それ以上に驚いているのはギラティナだ。 《貴様ァッ!!!分かった口を利くな!!お前こそ死ぬがいい、死の向こうに無限に広がる世界を見て来るがいい!!!》 ギラティナの口から竜の息吹が発射された。 ドラえもんは逃げる暇さえなかったが、そんなことは問題ではなかった。 ロトムがドラえもんの盾になったのだ。 ドラ「ロトム……」 《ハッ、そうかそいつを庇うかロトム!死が怖いか!フハハハハハハ!! 恐れるのも当然だな、なにせお前の大好きな家族を一瞬であの世に持って行ってしまったのだからな!!!」 その言葉にロトムは目を見開き、ギラティナに電磁波を浴びせた。 不意を突かれたギラティナは避けることもせず、麻痺状態に甘んじる。 《どうせいつかは果てる命。それを何故守る…?何故死にたがらん!!!?》 ドラ「同士のためだ。僕は友達のために生きる。 ロトムも、ロトムを生かしてくれた人の為に精一杯生きるんだ!!」 ロトムの怪しい風がギラティナを襲う。 次の瞬間、ドラえもんが投げたゴージャスボールがギラティナを捕らえた。 ドラ「ギラティナ、お前が生きているのは同士がいたから……またはいるからだろう………?」 ロトムを連れ、ドラえもんは硬い表情で送りの泉を後にした。 ドラ「ロトム……何故君が、君だけが生き残ったんだと思う? 死という、避けようのない非常なさだめはどうして君を避けたんだと思う? 役目だ。君には君の、君の家族には君の家族の役目を、死はそれを一番全う出来る状態にしたんだ。 君の家族はテレビに痕跡を残し、君を常に見守るという役目。 そして君も彼らの下で、何か与えられた役目を果たす。 それが何なのかはまだ分からない。けど「何か」が与えられたのは確かなんだ。 ギラティナも結局君を連れ去らなかったのも、きっとそういう運命なんだ。」 そして、ギラティナもまたボールの中で一匹、考えていた。 《確かに私にも同士はいた、今もいるのだろうか……いや、あいつらはどの時間にもどの空間にも存在するはずだ。》 今の状況 【】内はボックス のび太 エテボース エレキブル トリトドン ポリゴンZ ヒードラン ヤンヤンマ 【シェイミ、サマヨール】 (現在地…リッシ湖)パーティが6匹揃った。現在はギンガ団と交戦中のはずである。 ドラえもん ビーダル ペラップ ロトム チリーン ブーバーン 【ギラティナ】 (現在地…隠れ泉への道)ロトムを救った。同時に伝説のポケモンも手中に収めた。 しずか ドダイトス ブニャット パチリス ルカリオ フワライド イーブイ 【ダークライ】 (現在地…エイチ湖上空)ヨスガシティでイーブイを貰ったらしい。 ジャイアン モウカザル カブトプス ドーミラー マスキッパ ミカルゲ 【アンノーン各種】 (現在地…トバリシティ)のび太、しずか、スネ夫の無事を祈っている……はずである。 スネ夫 ポッタイシ ムクホーク エルレイド ビークイン ゴンベ 【レジギガス】 (現在地…シンジ湖上空)シンジ湖に降り立つ直前。
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前へ グレン北、海 クリムゾンバッチを手中に収め、最後のジムがある トキワを目指してグレンを出た4人 のび太 ドラえもんはのび太のギャラドスに乗って波乗り中 ドラえもんはヤドランに波乗りを覚えさせたが残念ながらドラえもんが重すぎて ヤドランには乗れなかった スネオはカメックスに、ジャイアンはのび太から奪った波乗りの秘伝マシンを ドククラゲに使って波乗りを覚えさせた 4人は気楽に話しをしながら海を移動している のび太「この後は何処に行くんだっけ?」 ドラえもん「忘れちゃったの!?君本当にゲームやってきた!?」 のび太「ちょ、ちょっと度忘れしちゃっただけだよ・・・」 ドラえもん「呆れたよ・・・トキワで最後のジム戦だろ」 のび太「ああ・・・そうだったね、うっかりしてたよ」 ジャイアン「のび太、お前ドラえもんと一緒じゃなかったら 今頃ノタレ死んでるじゃねえか?」 スネオ「言えてる言えてる」 間抜けなのび太を一緒に嘲笑うジャイアンとスネオ いつもの平和な光景だ、やっと彼等にも落ち着いていられる時間が来たらしい 彼等も久しぶりに緊張感を緩めている・・・が、 この平和も一時の幸せに過ぎなかった 密かに忍び寄る黒い影にまだ誰も気付いてはいなかった・・・ そして、突然悲劇は訪れる 突如、4人の行く手を阻むように巨大な水柱が上がったのだ ジャイアン「な、何だ!?」 スネオ「助けてええ!!」 大きく波が揺れ、4人は波乗りポケモンから振り落とされそうになったが、 夢中でポケモンにしがみついて海に落ちずにすんだ ドラえもん「何なんだ今の水柱は!?」 そう言った瞬間、全員が水柱の正体に気付いた グレン方面の遠くの空から多数の破壊光線が放たれてきているのだ 破壊光線は海に落ちて再び水柱が立ち、4人の周辺の海が大きく揺れた ジャイアン「うわあああ!」 ドククラゲに乗っていたジャイアンが大きく揺れた波でバランスを崩し、 海に振り落とされた ジャイアン「がばっ!た、助けてくれえ!」 スネオ「馬鹿!僕のカメックスにしがみつくな!動きが鈍るだろ!」 ジャイアン「て、てめえ!!!」 白状なすネオに怒ったジャイアンがカメックスに乗り上がろうとした瞬間、 再び無数の破壊光線が飛んできてその一つがカメックスに命中した スネオ「わあああ!!」 ジャイアン「ぐおおおお!!」 カメックスは大きななダメージを受けてしまい、ひっくり返ってしまった 当然カメックスに乗っていたスネオとしがみついていたジャイアンは海に放り出される ドラえもん「2人とも早くギャラドスにつかまるんだ!」 しかし、破壊光線はなおも雨のように降り注ぎ、 いたるところで水柱が立つため2人はなかなかギャラドスに近づけない 次の瞬間、もがき苦しむジャイアンとスネオに破壊光線が直撃し、 意識を失った二人は海に沈んで行った ドラえもん「ジャイアーーン!スネオーーー!うわあ!」 ドラえもんは2人の安否を心配して海に身を乗り出してしまい、 大きく揺れる波にさらわれてしまった のび太「ドラえもん!ドラえもーーん!」 ミュウ(止めてください!貴方も海に沈んでしまいます!) ギャラドスから手を離そうとするのび太をボールごしからミュウが止めた のび太「だ、だって皆が・・・」 ミュウ(大丈夫です、沈む前に彼等の周りにバリアを張っておきました、 何があっても命に別状はありません) のび太「本当!?・・・良かった・・」 ミュウ(安心してる暇はありませんよ、 早くこの破壊光線の雨を止めないと私達も危ない) のび太「止めるって言ったって・・・こんなに揺れてちゃ攻撃もできないよお」 ミュウ(大丈夫・・・ハッ!) そう掛け声を上げると同時にギャラドスの周りに薄い桃色のバリアが張られた ミュウ(これで波による揺れ、攻撃は防げます、 あとは破壊光線を放つ者を倒してしまえば・・・) のび太「此処から攻撃するなんて無理だよ!」 ミュウ(貴方はこの世界を救う者なのですよ、 グレンでの時のような作戦で乗り越えてください) のび太「そんなこと言われたって・・・ん?・・・そうだ!」 目の前で荒れ狂う波を見て、のび太に一つの策が浮かんだ のび太「ミュウ、地震だ!この海で地震をして!」 ミュウ(こ、此処でですか?・・・) いくらミュウでもこの作戦には頭を傾げた が、そうしている暇も無く、ミュウの張ったバリアも 破壊光線の嵐の前に崩れかけていた ミュウ(くっ・・・考えてる暇もありませんね・・・解りました) 遂にのび太の作戦に乗り、ボールから飛び出すと海に地震を働きかけた だが、地を這う攻撃が空中にいる敵に当たるはずもなく、虚しく地響きだけが鳴る ミュウ(のび太さん!もうバリアも持ちません、早く何か攻撃を・・・) のび太「攻撃なら今したよ・・・海を見て」 言われて見ると海の波は巨大な津波と化し、 破壊光線からのび太達を守るように敵に向かって行っていた ミュウ(なるほど、破壊光線で荒れた海に地震を加えて津波を作り、 尚且つ敵に向かっていくように調整した・・・) のび太「今のうちなら破壊光線も来ない、逃げよう! ギャラドス、全力で逃げて!」 必死の命令にギャラドスは死力を尽くしてマサラ方面へと波乗りを開始しし、 安全な場所で止まった のび太「はあはあ・・・危なかった、もう少しで死ぬところだったよ・・・ も、もしかして今のがこの世界を破滅させる誰か!?」 ミュウ(・・・いえ、違いました・・・確かに邪悪のオーラを感じましたが 世界を滅ぼすには値しませんでした・・・) のび太「じゃ、じゃあ今のは誰が・・・?」 ミュウ(・・・のび太さん、そろそろお別れのようです) のび太「ど、どういうこと?」 のび太は我が耳を疑った ミュウ(グレンでのジム戦、今の攻防・・・少ない戦闘でしたが私は貴方の実力を測りました、 これで貴方が破滅の力に敵うか否か解りました) のび太「そんなあ!僕は破滅の力に殺されちゃうんでしょ?僕が死んだら世界も滅ぶんでしょ? だったらそれまで僕の近くに居てよ!」 ミュウ(いえ、それはできません・・・私はやらなければいけないことを今見つけました、 今すぐにそれを調べたい・・・) このミュウの真剣な態度に負け、仕方なくのび太は決心した のび太「・・・解ったよ・・・じゃあ此処でお別れか・・・最後に良いかな?」 ミュウ(何でしょう?) のび太「結局僕はこの世界を救うだけの実力があったの?それともやっぱり死んじゃうのかな?」 ミュウ(・・・お世辞を言ってもしょうがないのでハッきり言いましょう、貴方は確かに凄かった、 でも今の実力で破滅の力に挑んでも貴方は殺されます・・・間違いなく) のび太「そ・・・そうか・・・」 ミュウ(もう世界の終わりまで時間もありませんが・・・精進してください、 その時私はまた貴方の前に現れます・・・それでは・・またいつか) それを最後にミュウはテレポートでのび太の目の前から消え、何処かに行ってしまった 海にはギャラドスに乗り、落胆するのび太が一人取り残されて・・・ マサラタウン 空も闇に染まり夜になって来た頃、暗闇の中で足を引きずりながら ノロノロとマサラを出ようとする影が居た ドラえもん「はあ・・はあ・・・何とか生きてて良かった・・・皆も大丈夫かな・・」 グレンーマサラ間海で高波に飲まれて、波に流されたドラえもんは気絶した状態で 一人マサラ海岸に打ち上げられた 目が覚めた頃には夕暮れで、何処かに流されたであろう3人を探す術も気力もなく 仕方なく次の町トキワまで行く事にした 皆が無事なら集まるであろう場所は最後のジムがあるトキワだと考えたからである しかし気絶してすぐにはまともに歩けず、何度も倒れそうになりながら歩いていた ドラえもん「それにしても不思議だった・・・普通破壊光線は一度撃ったら反動で 一時的に動けなくなるはずなのに海で襲ってきたポケモンは何故連射してきたんだろう?」 海上での謎の悲劇をあれこれと考え歩いている、しばらく進むとそれよりも更に謎の出来事が訪れる ドラえもん「何か寒くなってきたような・・・な、何だ!?」 突如ドラえもんの視界に入ってきた道路一面に呆然となった いたるところが氷で覆われているのだ 草むらはあまりの寒さに枯れ、地面は氷が張り、全てが氷河の世界に変わっている ドラえもん「こ、こんな道路じゃなかったはずだ・・・」 ゲームとは明らかに違うマップ、しばらくその場で考え込んだが この場に留まっていてもしょうがないので再び歩き出した ドラえもん「寒ううう!地面は部厚い氷が張ってるし・・・ 僕は高性能のロボットだから堪えるなあ・・・」 何故機械が寒さを感じるのかまったく不明だが、そんなことは気にせずドラえもんは歩き続ける トキワ前まで来た時、より一層寒さが増していることに気が付いた ドラえもん「もう少しでトキワなのに・・・凍えちゃうよ・・・あ、あれは?」 寒さが増したと同時に、ドラえもんの目に大きい氷の塊が見えた ドラえもん「あれがこの寒さの原因か?・・・よし」 凍える足に最後の気力を込めてドラえもんはゆっくり氷の塊に歩いて行く そして・・・氷の塊を近くで見た瞬間、ドラえもんは飛び上がりそうになるほど驚く物を見た ドラえもん「し・・しし・・・しずかちゃん!?」 氷の塊の中に居たのは、片腕を抑えて立っているしずかだった・・・ しずか「うう・・・こ、此処は・・・?」 ドラえもん「あ!気が付いたんだねしずかちゃん」 あの夜から一夜明け、早朝になった頃ベットで寝ていたしずかが目を覚ました ドラえもん「此処はトキワシティのポケモンセンターだよ、 昨日トキワ南道路で氷漬けになっていた君を僕がこの凍り直しで氷を溶かして此処に連れて来たんだ」 しずか「氷漬け?・・・そうだ・・私は・・・」 ドラえもん「それで・・・何故しずかちゃんはあんなところで氷漬けになっていたの?」 しずかはドラえもんの質問には答えず、先程まで気絶していたとは思えない身軽さで ベットから飛び降りるとポケセンを飛び出した ドラえもん「どうしたのしずかちゃん!?」 しずか「・・・ギャロップ!」 再びドラえもんを無視し、しずかはボールからギャロップを出すとひらりと跨り、 颯爽と昨日の場所へギャロップを走らせた 因みにこのギャロップはグレンのポケモン屋敷で捕まえたポニータを進化させたものだ ドラえもんも慌ててしずかを追い、トキワ南道路、昨日しずかが氷漬けになっていた場所で しずかはギャロップを止めた まだいたる場所が凍りで覆われている ドラえもん「しずかちゃん・・・一体昨日何があったの?」 黙って俯いていたしずかがようやく重い口を開いた しずか「昨日・・・夕方頃だったわ・・・此処で一人のトレーナーに勝負を挑まれたの・・・」 ドラえもん「トレーナー?」 しずか「誰だったかまでは解らなかったわ、もう薄暗くなってきて遠くから話かけられたから・・・」 重い口調でなおも昨日の出来事を語る しずか「私は断ったけどその人はどうしてもと言って引き下がらなかったわ・・・ 仕方ないから勝負したんだけど甘かったわ・・・私は相手が何を出したかも解らずあっという間にやられて・・・ 勝負に負けた後、吹雪で此処一面ごと凍らされたのよ」 ドラえもん「ど、どうしてそんな事を・・・」 しずか「おそらく初めから私を倒すのが目的だったのね・・・ そうじゃなきゃわざわざ私を攻撃する意味が見つからない・・・」 ドラえもん(攻撃された・・・うん?そう言えば僕等も破壊光線で攻撃されたんだよな・・・ どういうことだ?僕等は誰かに狙われているのか?) 謎の敵によるのび太等5人への攻撃・・・一体これから何が起ころうとしているのかまだ誰も解らなかった スネオ「う、ううん・・・此処は・・・何処・・だ?」 マサラ南海でジャイアンと共に沈んだスネオも、何処か陸地に打ち上げられていた スネオ「そうだ、破壊光線で攻撃されて気絶して・・・此処まで流されたのか?」 そう考えて流されて来たであろう海を見ると、 スネオのカメックスが岸辺で心配そうにスネオを見ているのに気付いた スネオ「もしかして・・・お前が僕を助けたのか?」 カメックスはその通りと言わん張りに深く頷いた スネオ「そうかそうか!偉いぞカメックス!流石僕のパートナーだ!」 自分の命を救ってくれたカメックスを褒めちぎるスネオ、以外に義理人情のある男なのだろうか? だが、自分のすぐ横にある人物が倒れていると解ると態度が一変した スネオ「ゲェ!ジャイアン!」 一緒に沈んだジャイアンとまさか打ち上げられる場所まで一緒になるとは思わなかった スネオ「まさか・・・お前ジャイアンも一緒に助けたのか!?」 褒められるであろうと思ったカメックス嬉しそうにまた深く頷いた スネオ「何でゴリラまで助けるんだ!あのまま海の底に沈んでれば良かったのに!このアホ亀!」 あまりに予想外の発言にしょぼくれるカメックス ジャイアン「うるせえな!何なんだよ!?」 スネオが叫んでしまったせいで気絶していたジャイアンが起きてしまった ジャイアン「うん・・・オッス、スネオ!此処何処だ?」 スネオ「さあね・・・何処でしょう・・・ん?まさか・・・」 目の前に巨大な廃墟と化した発電所があるのに気付いた、そう、それは紛れも無く無人発電所だった スネオ(チャーーーンス!これでサンダーを捕まえられるじゃないか! ひっひっひ、やっぱり僕にはまだ天運があるぞ!) 心の中でシメシメと笑うスネオ、もう自分がサンダーを捕まえたかのような喜びようだ この時点でサンダーはジャイアンかスネオの手中に納まると決まったであろう・・・ 現在の状況 のび太 ギャラドス(レベル50)、ライチュウ(レベル45) 、オコリザル(レベル43)、スリーパー(レベル43)カビゴン(レベル44)、フリーザー(レベル50) ドラえもん ラッタ(レベル58)、ペルシアン(レベル53)、オニドリル(レベル49)、サンドパン(レベル53)、ラッキー(レベル41)、ヤドラン(レベル37) ジャイアン リザードン(レベル63)、ウツボット(レベル51)、カイリキー(レベル46)、サイドン(レベル44)、ドククラゲ(レベル41)、カブトプス(レベル40) スネオ カメックス(レベル61)、ゴローニャ(レベル49)、キュウコン(レベル46)、モルフォン(レベル42)、ストライク(レベル41)、オムスター(レベル40) しずか フシギバナ(レベル79)、プクリン(レベル69)、ドードリオ(レベル64)、ナッシー(レベル63)、ラプラス(レベル60)、ギャロップ(レベル58) 出来杉 死亡? 次へ
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640: 名無しさん(ザコ) :2019/05/06(月) 20 24 24 ID j/CimT9I0 野比のび太(ドラえもん) 昼寝とあやとりと射撃の天才。前二つは関係ないが、射撃に関しては驚異の初期値160、命中CTの強化とP属性追加が反映される。 耐久面は絶望的なので、射程のショックガンと威力の空気砲を選んで攻撃を食らわないように立ち回ることが必要。 飛行可能、迎撃&阻止持ち、初期ポイント70且つ優良なラインナップのSP、状態異常付きの武器で結構器用に戦える。 生存力よりもネックになるのはユニット側では話が進んでも上がらない火力。固定アイテムで付与される合体技があるので、採用してくれるシナリオに期待。 野比のび太(西遊記) オッスオラじゃない方の孫悟空の能力を備えたコスプレ。 阻止が事実上の強化を果たし、移動力も+1された。 反面、攻撃面ではもっぱら空気砲以下の2Pで戦うことになるので単純な上位互換ではない。 必殺技は高い威力にパイロットの射撃が判定されるが、状態異常付きなのでダメージ自体は据え置き。 野比のび太(日本誕生) 原始時代コスプレ。アーマーで特定の属性には強いが元が元なので焼け石に水。 武装も減るので、地道に3Pで位置取りをしながら戦おう。その分パーツ数+1。 野比のび太(アニマル惑星) 熊耳の帽子で耐久面と近接攻撃力がアップ。 ただし阻止の限界値が下がり、スモールライトがなくなる。 いつものメンツとの合体技が標準で備わるので、火力はのび太の形態でトップ。
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前へ ポケモンセンターは宿泊施設にもなっており、地下一階がなくなっており二階の通信センターが無くなり 高級ホテルの様な作りの宿泊施設になっていた。 ドラえもんとのび太と遊は三人部屋に泊まる事にしたこれから一緒に旅をするのだから離れない方がいい。と判断したドラえもんの意見が通った。 のび太 「そういえば、三人で泊まるのって久しぶりだね。」 遊 「そういや、そうだな」 ドラえもん 「のび太君のパパとママが食中毒で入院しちゃった時だね」 遊 「それで、俺の家にお前らを泊めたんだったな」 のび太 「遊君の家大きかったなぁ」 遊 「それで……あんな事があったんだよな……」 三人の顔が暗くなった。 のび太 「でも、あれがあったから僕達は仲良くなったんだよ」 遊 「………そうだな」 ドラえもん 「よし、もう寝よう。」 ドラえもんが部屋の電気を消した。 三人 「おやすみ」 三人は眠りについた。 朝になった。 遊 「ふあーあ、よく寝た……」 周りを見渡すとドラえもんの姿がなく、のび太は爆睡していた。 遊 「ドラえもんのやつ……何処に行ったんだ?」 ベッドから降りて 遊 「とりあえず飯でも食うか……」 食事をしに一階へ降りた。 食事やルームサービスは全てただで食事は一階にある機械で注文すればすぐに食べられる。 オムライスを注文し、テーブルで食べてると ドラえもん 「あっ、遊君おはよう」 遊 「ああ」 ドラえもん 「のび太君は?」 遊 「まだ寝てる」 ハァとドラえもんはため息をつき ドラえもん 「じゃあ、先に渡しておくよ」 ドラえもんは遊に腕時計みたいな物で万能アイテムのポケッチを渡した。 遊 「おっ、サンキュー」 ドラえもん 「さっきクイズやっててね三人分もらってきたんだ。」 遊 「ありがとな」 ドラえもん 「それじゃ、僕はのび太君を起こしてくるよ。」 遊 「ああ、後でな」 ドラえもんは部屋へ向かった。 遊 「さて、俺もそろそろ行くか。」 遊は飯を食べ終えポケモンセンターをあとにした。 遊 「いくぞ!!凍える風!!」 遊はグレイシアと共にレベル上げをしていると。 「助けてくれぇ~!!」 どこからか助けを呼ぶ声が聞こえてきた。 遊 「!?、こっちだ!」 遊は声が聞こえた方へ向かうと おじいさんが変な服を来た男に絡まれていた。 遊 「どうしたんですか!?」 おじいさん 「こいつがワシのポケモンをよこせと言うんじゃ」 変な男 「おじいさん、人聞きの悪い事を言わないでもらいたい、我々ギンガ団の作戦の為にそちらのポケモンを寄付していただきたいと言っているのです。」 遊 「ギンガ団!?そうか……こいつがギンガ団……」 ギンガ団 「少年、大人の話に首を突っ込むのは感心しませんね。」 遊 「悪いが、お前らみたいな連中は嫌いでね それに、嫌がってるじいさんから無理やり奪うのは恥ずかしくないのか?」 ギンガ団 「全てはギンガ団の為……邪魔をするなら……子供だろうと容赦しませんよ?」 遊 「面白い、かかってこい!!」 ギンガ団 「ニャルマー!!」 遊 「グレイシア!!」 グレイシアとニャルマーが睨み合う 遊 (これは……激し戦いになりそうだな……) 遊 「いくぞ!!凍える風!!」 グレイシアが起こす冷気の風により ニャルマーは倒れた。 遊 「えっ!?弱っ!!」 ギンガ団 「覚えてろぉぉ」 雑魚が言うおきまりの台詞を吐き捨てギンガ団のしたっぱは逃げていった。 遊 「何だったんだ…あいつ。」 遊は逃げていくギンガ団をぽかんとした顔で見ていた。 遊 「まっ、いっかじいさん大丈夫か?」 おじいさん 「ありがとう少年よ……お礼はできんが……」 おじいさんは大事に抱えていたモンスターボールを差し出した。 おじいさん 「こいつを受け取ってくれんか?」 遊 「いや……大事なポケモンなんだろ?」 おじいさん 「ワシみたいな老いぼれといるよりはこいつも喜ぶわい、それにまたあの連中に狙われて奪われたらこいつはもっと嫌な目にあってしまう……頼む!!」 遊 「じいさん……わかったよ」 遊はおじいさんからモンスターボールをもらった。 遊 「………こいつは!!」 遊 (御三家ってそういう意味かよ!!) ボールのポケモンを見て遊は驚愕した。 遊 「……まあいい、これからよろしくな ヒノアラシ」 現在の状況 遊 グレイシア14LV ヒノアラシ10LV 現在ドラえもん、のび太と行動中 のび太 手持ち不明 遊、ドラえもんも行動中 ドラえもん 手持ち不明 遊、のび太と行動中 他、不明 次へ